新・信州暦 星空がにぎやかになりました

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天気予報の森田さんが「秋はすでに終わった」と宣言しました。今年の冬は暖冬が予想されています。確かに12月が目前だというのに、信州ではまだまだ冷え込みが厳しくなってきていません。すでに農家では漬物の漬け込みを行っていますが、このまま冷え込みが厳しくならないと、酸味が出たり、腐敗したりしてしまうので、塩を多めにするなど対応に苦慮しています。また、今ごろは野菜の越冬準備として「むろ」づくりをする農家もいます。「むろ」は畑に穴を掘ってワラを敷き、土が付いたままの野菜を入れ、再びワラでふたをしたものです。こうすると野菜は土の中で冬を越すことができます。まさに自然の冷蔵庫といえるものです。どうやら冬本番とはいえ、本格的な冷え込みはもう少し先のようで、里山ではようやく落葉が目立ちはじめています。このところ午後4時半を過ぎると暗くなっています。暗く長い夜、星空がもっともにぎやかになる季節がしばらく続きます。


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snobo.jpg明日28日は上弦の月。一週間後の12月5日(火曜日)は満月。アメリカの先住民はこの月のことを「木々のはじける月」「太陽が南の彼の家に帰り一休みして北に還る旅をはじめる月」「鹿たちが角を落とす月」「長い夜の月」などと呼んでいました。日本では「師走」とか「春待月」と言いました。夜の北の空にはカシオペヤ座が輝いています。夜が更けるにつれ、東の空からオリオン座や、おおいぬ座のシリウスなども昇ってきます。星座の世界も冬を迎えようとしているのです。12月の前半には信州各地のスキー場がオープンし、ウインタースポーツのシーズンもはじまります。

今回は実用暦らしくちょっと知っておくと生活に役立つ豆知識をいくつか紹介しましょう。

  • できたてのパンを切るときは包丁の刃を熱く熱し、柔らかなケーキを切るときには包丁の刃を水で濡らす。
  • 革靴に古新聞紙を丸めて詰めておくと匂いも湿気も取れて靴の形も保たれます。
  • 鏡が曇ったときには、ドライヤーの風を当てる。
  • 中華料理などで肉の細切りが必要なときには、肉をパーシャルで凍らせてから切るとうまく切れます。
  • 陶磁器のポットやカップについた茶渋やコーヒーの汚れはベーキングパウダーできれいに落ちます。
  • コンピュータを新しい場所に動かしたときは、箱から出して設置したあと、室温で10分間は放置してからスイッチを入れること。
  • 洋服や繊維についたシミのなかでもやっかいなのが血液。冷たい塩水に汚れた部分をしばらくつけ置きしたあとで、温かい水と洗剤で洗ってみてください。

indexarrow.gif 長野県の冬の特徴 長野地方気象台のウェブサイトより

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