小春日和の日々が去りゆくと冬はすぐ

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小雪 (しょうせつ)11月22日(火曜日)

日射しが弱まり、晴れた日でも影が目に入らなくなる頃。高原では冷え込みが厳しくなり、街の街路樹の葉も落ち、平地にもそろそろ初雪が舞います。

満月11月16日(水曜日) 新月12月2日(金曜日)

大雪(たいせつ)12月7日(水曜日)

朝夕には池や川や水たまりに氷がうっすらと張り、霜柱を踏んで歩くことが多くなります。遠くの山々はすっかり雪の衣をまとって冬の装い。


あれほど日陰を探して歩いていたのが嘘のように、今は日射しのなかを選んで歩いています。チョウチョもいなくなり、蜂も姿を消し、落葉が風に舞い、鳥も巣にこもったまま。みんなどこかに姿を隠した11月。数日ひどく寒い日が続いたかと思うと、いきなり暖かい陽気がかえってきて、10月上旬の暖かさがぶり返したりして、ドライで気持ちの良い日が何日か続くことも。日本語では「小春日和」といい、英語では「インディアン・サマー」といいます。ネイティブ・アメリカンの人たちは、南に暮らす神さまが暖かい風を特別に送ってくると信じていたようです。彼らの信仰では南にはご先祖さまたちが楽しく暮らしている土地があるのだとされていました。インディアン・サマーが姿を消すと、本格的なしばれる季節。早朝、うっすらと雪の積もった静かな森のなかを歩くと、時々木々がはじけるような、割れるような音を聞くことができるでしょう。たったまま眠っているとされる木々のなかで、樹液が凍ってはじけたりする音です。家のまわりを見回つて、折れそうになっていたり、勢いのなくなっている木々の枝の剪定をしておきましょう。初雪がいつになるにせよ、いずれもうじき雪が降り積もるのですから。
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