春分 (しゅんぶん)3月21日(火曜日)
この日をはさんで前後7日間を彼岸といいます。花冷えや、寒の戻りがあるので、いくら暖かいといっても油断は禁物です。
満月3月15日(水曜日) 新月3月29日(水曜日)
清明(せいめい)4月5日(水曜日)
たくさんの花たちが咲きそろう頃。春の天気も落ち着いてきて、空が気持ちよく晴れ渡り、ひばりの声が空に響きます。
●春分の日が3月21日だと思っていませんか? 今年は3月21日ですが、じつは毎年同じ日だとは限らないのです。祝日としての春分の日と秋分の日は「国立天文台が作成する暦象年表という小冊子に基づき、閣議で決定され、これが官報によって公報されることによって正式に決まる」のです。これが官報に載る時期は2月の最初で、そこに翌年の春分の日・秋分の日が記載されることになっています。へえ、でしょ? 春分の日は閣議決定されるものなのですね。しかし天体の運行が閣議決定で左右されることはありません。天文学的には、太陽が「春分点」と呼ばれる点を通過する日を春分の日といい、英語では「equinox(イクイノクス)」といいます。これは「昼と夜がイコールになる」ことを意味しています。早いもので、この日で、1年の4分の1が過ぎたことになるわけです。今年のあなたのはじまり方はいかがでしたか?
この日を前後して農作業も本格化するでしょう。冬の間冷え切っていた大地があたたまりはじめるのです。閣議で決定されてお休みになるこの日、太陽が特別な場所を通過することを思い出して、万物が成長する季節を迎えたいものですね。