新・信州暦 日本列島は夏台風の季節へ

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今年の本格的な台風シーズンの到来を告げる台風3号が、ミクロネシアのヤップ島付近で発生したのが7月1日でした。3号はミクロネシアの名前で「イーウィニャ(EWINIAR)」と命名されましたが、これは「嵐の神」を意味します。気象庁の台風情報では非常に強い台風とされていて、現在はフィリピン東方沖を北西に向かっていますが、今週末にはこの嵐の神が日本列島を通過する可能性も出てきています。台風3号を追跡しているこのデジタル台風サイトをあらかじめチェックしてください。(クリックすると大きくなる左上図は、米軍合同台風警報センター提供の5日早朝の進路予想図)この7月7日は二十四節気の「小暑(しょうしょ)」です。梅雨明けも間近になり、本格的な暑さがはじまるころとされますが、このころは集中豪雨の季節でもあります。梅雨前線を台風が刺激して大雨を降らせます。信州でもこの先一週間ほどはくずついた天気が予想されますが、日中は気温が30度に迫る日も珍しくなくなります。梅雨の晴れ間には蝉の合唱もはじまることでしょう。4日が上弦の月でしたから、満月まであと一週間。嵐の神が、梅雨明けを運んでくるのでしょうか? たとえどこにいても台風による大雨にはくれぐれもお気をつけください。

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このところ信州の雨量が梅雨にしては少なめです。7月に入ってトマトやナスやキュウリといった露地物の夏野菜がつぎつぎに穫れるようになりました。高原野菜の産地ではどこも出荷が本格化しています。この一週間で稲の分けつ(株が大きくなること)がかなりすすんで、水田の緑が濃くなりました。各地の果樹園では、玉伸びを期待する時期ですが、雨が少ないと小玉になるので、ここらで梅雨らしい雨がほしいところです。とかくこの季節は、雨に加えて高温で、あらゆる植物たちが育つために、雑草もまたぐんぐんと伸びる時期でもあって、農家は梅雨の合間をにらんで草退治にせっせと汗を流します。

indexarrow.gif  長野県の夏の特徴  長野地方気象台のウェブサイトより

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