新信州暦　なにはなくとも信州の夏野菜｜トピックス

夏休みの期間が短い長野県の学校も、いよいよ今週から夏休み。元気な子ども達の姿を通勤途中で見かけなくなって、なんだか寂しい気もします。一方、子ども達は早朝の公園で、なかには眠い目を擦りながらラジオ体操をするのが日課となっています。

夏祭りシーズンを迎え、各地で踊りや花火大会などが賑やかに行われています。これからお盆に向けてとりおこなわれるそれぞれの地域ならではの、様々な風物詩も楽しみです。

それにしてもおかしな天気が続きました。豪雨の被害がすざましい地域もありますが、県内でも、季節は夏真っ盛りだとういうのに寒さを感じる時もあり、そして降り続く雨。まるで梅雨に戻ってしまったかのようですが、今後は夏らしい天気に戻る見通しのようなので、少し安心しました。

さて、先週、発行回数が４００回を迎えた当メルマガ「長野県のおいいしい食べ方」ですが、それを記念してのプレゼントクイズキャンペーン第２段が本日からスタートします！　今年の異常気象にも負けず実りを迎える果物をはじめ、野菜や加工食品などがドド〜ンと１６０名様にプレゼント。さらに惜しくも当選を逃した方のなかからさらに抽選で９０名様にＷチャンスも！信州のおいしいご飯が食べたくなる賞品が当たりますので、是非応募してみてください。なお、このキャンペーンの期間は８月２８日（水）正午までとなっています。

先週長野市内で「第４５回信州フラワーショー」が開催されました。

会場ではトルコキキョウやカーネーション、「黒蝶」という名のダリア（写真）など、このところの猛暑にも負けず咲き誇った切り花４５４点が出品されました。冷涼な気候を生かして、花き栽培の盛んな長野県。なかでもトルコキキョウ、カーネーション、アルストロメリアの生産量はトップクラスです。ブライダルシーンなどハレの日を彩る演出に長野県で育った花々が一役かっています。

家庭菜園に取り組んでいる人は、収穫の嬉しさよりも、早く採らなければ熟れ過ぎてしまうと、半ば追いたてられるようにせっせと収穫に勤しむ日々です。キュウリにナス、トマト、ピーマン、オクラにゴーヤ、枝豆等々が一斉に収穫期に入っています。なかでもキュウリが成長するスピードは驚くほどで、今の時期は毎日がキュウリの収穫日です。というわけでお裾分けにお隣近所に配っても、また別の知り合いや職場などからキュウリのお裾分けを頂くといったような具合で、大量のキュウリの食べ方もよく話題にのぼります。サラダや浅漬け、福神漬けのように漬けてみたりと、連日のように仕込みに追われ、もしかしたら、大量のキュウリに追い立てられる夢を見る事になるかもしれません。

生で食べても良し、ジャムにしても良し、また暑い時期には冷凍しておいたものをそのまま口の放り込んで食べるのもおすすめのブルーベリー。粒によって味が異なりますから、ひと粒づつ食べても、またガバッと救ってまとめて口に入れても、一度に様々な味の違いを楽しめます。県内では８月下旬頃までブルーベリー狩りを行っているところが多くありますから、甘酸っぱいブルーベリーを心ゆくまで堪能してはいかがでしょうか。
また、ブルーベリーの樹が家にあれば、初夏には白く可愛い花を、秋には美しい紅葉を楽しむことができますが、何といってもブルーベリーの実が緑から濃い紫色へと徐々に変化しながら食べ頃へと向かっていく様子を日々眺めるのが至福の時間となるでしょう。

県内では今、続々と桃が出荷されています。現在早生種の桃が収穫を迎えていますが、８月上旬からは県内でも生産量の多い「白鳳」「あかつき」、またお盆過ぎからは「川中島白桃」が食べ頃になります。
もし皆さんが大の桃好きで「桃でお腹を満たしたい」「思いっきり桃を食べてみたい」という場合は、県南部・飯田市にある農産物直売所「およりてふぁーむ」へどうそ。ここでは、桃の食べ放題なのです。水槽に浮かべた桃の中から選んでテーブルに用意されたナイフで切って食べる趣向のこの催し。１回５００円で時間は無制限、８月下旬まで実施の予定です。

詳しくは「およりてふぁーむ」（電話：０２６５-５６-２８２２）

暑い季節に食べたいものといえば、スイカ！松本市和田のＪＡ松本ハイランドあぐり資材センター和田前広場では「すいか村」が今年もオープンし、連日大勢のお客様が今年の出来を試食しながらお気に入りの一玉を買い求めています。今年は５月中旬以降の好天によって、糖度が高く品質の良いスイカに仕上がっているということ。シャリシャリとした独特の食感が特徴のＪＡ松本ハイランド産のスイカをご堪能ください。また贈答用としても全国発送も行っています。すいか村の営業は８月２０日までです。詳しくはＪＡ松本ハイランド生活購買課（電話０２６３−８８−１２２４）へお問い合わせください。

夏の暑さ対策は、皆さんどのようにしていますか。近頃、へちまや朝顔による「緑のカーテン」をつくるご家庭も多いようですが、旬の野菜や果物を食べるのも手段のひとつ。うまい具合に、夏に収穫されるキュウリ、レタス、スイカなどの夏野菜には、体を冷やす機能が備わっていますから、そんな季節の野菜を毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。さらに、居間やお休みの枕元などにお好みのハーブを置けば、寝苦しい夏の夜も少しやわらぐでしょう。

遠くへ足を伸ばすのもいいですが、手軽に楽しめるのがバーベキューです。そんなバーベキューに欠かせないのが焼肉のタレ。好みやこだわりはいろいろあると思いますが、大人から子供まで年齢を問わず人気を集めているのが『リンゴが主人の万能だれ』です。県北部のＪＡ志賀高原の女性部が、地元特産のリンゴをふんだんに使って手作りしたこの製品は、肉ばかりではなく、サラダや冷奴などいろいろな料理にも合うという優れタレなのです。長野電鉄の長野駅乗り場改札口で販売されています。