こんにちは! 新入職員のゆっけです。
突然ですが、私は南信州(長野県飯田市)出身です。
南信州の特産品と言えば、市田柿!
今回は、来年、販売開始100周年を迎える市田柿をご紹介します。
小さな頃から冬といえば市田柿で、こたつの上にはみかんと並び市田柿があるのが当たり前なほど身近なものでした。自然が生み出す上品な甘さは絶品!! ついつい食べ過ぎてしまいます。
地元ではお正月の歯固めとして市田柿を食べる風習があります。
「まめでくりくりかきとる」と言われ、まめ(豆)=方言で元気、くり(栗)=元気・上手にやりくり、かき(柿)とる=福をかき集めるという意味があり、一年を健康で豊かに過ごせるようにと祈念して元旦にいただきます。
市田柿は、おいしさはもちろん、見た目の美しさも魅力のひとつです。ふっくらとしたフォルム、外側を覆う真っ白な粉(ブドウ糖)のきめ細かさとその内側から覗くみずみずしいオレンジ色は、まさに芸術品のようです。
季節商品である市田柿は、例年12月から全国のスーパーやオンラインショップで販売されています。
地元では家使いとして干し柿をつくっている方もいますが、黒く変色してしまったり、白い粉がつかなかったりと、きれいな市田柿にするのは難しいみたいです。
また、ほかの地域にも干し柿はありますが、やはり市田柿の美しさは逸品だなと思います。
なぜ、市田柿がこれほど美しいのかというと農家さんの技術力や努力によるものだったりするわけですが、それは話すと長くなるので過去の記事をご覧ください。
おすすめの市田柿スイーツ
そのままでも十分おいしい市田柿ですが、天ぷらにしたり、クリームチーズやバターと合わせたりとアレンジも楽しめます。
私の母のお気に入りは、クリームチーズをサンドした「市田柿サンド」です。
市田柿の自然な甘さと長野県産クリームチーズの酸味が絶妙にマッチした、とっても上品な味です。
箱から出して4分の1にカットしたもの。中央の太い線がクリームチーズ、上下にある白い層は市田柿表面の糖
薄くスライスすると食べやすい
市田柿の果糖の層(白い部分)の食感も楽しく、またクリームチーズそのものの甘味も味わえ、とってもおいしかったです!
市田柿サンドはJAみなみ信州直売所「およりてファーム」「りんごの里」「もなりん」で950円(税込)で販売中。冷凍食品なので通年楽しめます。
2020年もあと少しですね。
コロナ禍で先が読めない日々ですが、おいしくて栄養価の高い食べ物をいっぱい食べて心も体も健康に頑張っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!(ゆっけ)