菅平高原と言えばラグビーです。おいしい高原野菜やスキーでも知られてはおりますが、やっぱりラグビーでしょう。来年日本で開催されるラグビーワールドカップに参加するイタリアチームもここでキャンプを張ることになっています。
標高1,300~1,500mくらいの平坦な高原に点在する天然芝グラウンドは、なんと100面以上! 毎年合宿を張るラグビーチームは全国各地から300チーム以上! このほかにサッカーや陸上の選手も大勢汗を流しています。単に涼しいだけではなく、標高が高いことで心肺機能が鍛えられるわけですから、スポーツ合宿にはもってこいなのです。さらに全国からチームが集まってくるので、練習試合を組みやすいことも人気の要因。
ということは、ここに来ると一流チーム同士の試合を観戦できる可能性大というわけで、練習試合情報を事前にキャッチしたラグビーファンも集まってきてグラウンドの周りが賑わいます。かく言う私も先日そのひとりになりました。
「○○高原の夏」と言えば、普通ならおしゃれなお店が並んでいて、観光客がたくさん歩いてたりしますよね。しかるにここ菅平高原で一番目立つのはレタス畑と緑のグランドで、すれ違うのは汗と泥にまみれたラガーマンばかり。
この特殊な夏の雰囲気も、長野県の誇らしい一面であることに間違いありません。(つかはら)