暑さのピークもやわらいできたように感じる信州です。実りの秋を前に、県内の直売所にはモモやブドウなどが並び、にぎやかになってきました。
明日からはお盆ですが、お盆の行事は各地域でそれぞれ違うようです。お盆は、仏さまが年に一度里帰りされるとして、正月とならんでもっとも大切な行事だと言われてきました。
13日には、門口でかんば(白樺の皮)などを燃やして迎え火を、16日の送り盆にも同じく送り火をたきますが、これは、煙を目印にしてご先祖様が迷わないようにするためだそうです。また、お供えには、霊がすぐに家へ戻れるようにと「きゅうりの馬」を、またゆっくり帰ることができるようにと「なすの牛」を供える家庭が多いそうです。風習を子や孫へ伝えることは難しいですが、忘れてはいけない大切な行事です。
ところで昔のお盆のごちそうといえば、夏野菜の天ぷらだったそうですが、長野県内では、おやきやあんこの入ったおまんじゅうを天ぷらにした「天ぷらまんじゅう」も食べられています。
お盆には、夏祭りや花火大会もたくさん開催されます。人が集まる機会も多い時。久しぶりに会う親戚や仲間と美味しいものをたくさん食べて、有意義な時間を過ごしたいですね。(ゆーじ)