もうすぐお彼岸。三世代で楽しむ手作りおはぎ

おはぎ

秋の収穫を祝うお祭りが行われるようになりました。ぶどうに、なしに、りんごにと、何を食べようか迷ってしまう季節です。そして来週の20日からお彼岸になります。今回は、ベテランの主婦(おばあちゃん)を講師に迎え、お彼岸に欠かせない「おはぎ」を子どもと一緒に楽しく作りました。古臭いという感じもするかもしれませんが、三世代で楽しめるイベントですし、材料も手軽に手に入るのでオススメです。意外かもしれませんが、おはぎは現代の子どもたちにも大人気ですよ!

お彼岸に欠かせない「ぼたもち」「おはぎ」

おはぎ

萩の花

お彼岸は、秋分の日を中日として前後3日間を併せた7日間のことを言い、今年2015年は、9月20日から26日となります。
「彼岸」という言葉は、仏教の用語で生死の海を渡って到達する悟りの世界だと言われており、太陽が真西に沈む秋分と春分は、最も彼岸(西)と現世(東にある此岸)が結びつきやすい日だと考えられてきました。先祖供養を行う日本独自の文化で、お彼岸にはお墓参りをすることが風習となっています。
お彼岸のお供えに欠かせないおはぎやぼたもちは、基本的には同じもの。ご存知の方も多いかと思いますが、季節の花に見立てて、春の牡丹で「牡丹餅(ぼたもち)」、秋は萩の花に見立てて「お萩(おはぎ)」と呼ばれてきました。実際は、見立てられた花の大きさに併せて形も変えます。ぼたもちは大きな丸の形、おはぎは、小さく長めに作るそうです。

心を込めて、はじめてのおはぎ作り

おはぎ

まずは、お米の用意です。今回はもち米とうるち米を半分半分で炊飯器にかけます。
ごはんを炊いている間に、あんこやきな粉などを用意します。あんこは、家で作った小豆を事前に煮て用意しました。ごまをすり鉢でゴリゴリと擦ります。砂糖と少しの塩を入れるのがコツのようです。きな粉も砂糖を混ぜて用意します。

おはぎ

ごはんが炊き上がると、アツアツのお釜から、しゃもじで適量手に取ります。ごはんの形をまとめて、あんこを包むように丸め、きな粉とごまはそれぞれのお皿でまぶします。あんこは、手の上に広げてからごはんをくるむように作りますが、これがまた難しい。どっかからごはんが出てきてしまうので、ここはベテランの手を借りました。ごまやきな粉は、こどもの役目で上手に転がしてつけてはお皿に移してくれました。

おはぎ

 

おはぎ

 

おはぎ

3種類の手作りおはぎができあがり

お昼過ぎに、ご飯を炊き始めて出来上がったのが、ちょうどおやつの時間だったからか、もうすでに食べ始めている人が・・・。みんなでおいしくいただきました。

おはぎ

きなこ付けもバッチリ

おはぎ

自分で作ったおはぎはやっぱりおいしい!

昔の風習や伝統は、核家族化が進んでいるせいか、なんとなく忘れがちになってしまうものですが、そういったことに取り組むことで家族の絆がより強くなるかもしれませんし、何より子どもも大人も楽しめます。来週は大型連休のシルバーウィーク。ご先祖様に感謝をしながら、大切な伝統行事も楽しめるとよいですね。

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この記事を書いた人

ゆーじ

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