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A Cozy Cafe in the Mountain Country
信州のおいしい素材を使ったメニューと、居心地の良い空間を提供してくれるマウンテン・カントリー信州ならではのカフェを、シリーズで紹介しています。どこからであれ長野県を訪れた際は、足を運んでみてください。そこにはきっと、おいしい出会いがあります――
シリーズ4回目。上田市の山間、野倉の村内に茶房パニはあります。周囲は里山の新緑が広がり、鳥たちのさえずりが響き渡ります。パニは、メニューはもちろん、器や家具、建物までが、ことごとく手作り。テラス席でゆったりと過ごすと、時間を忘れてしまいそうです。
訪ねていく価値のあるカフェ
斜面に沿って立てられた茶房パニは、八角形の特徴ある建物。店内にはジャズが流れ、陶芸家のご主人が造った自然の造形が生きている椅子に座っていると、ここが山の中であることを一瞬忘れてしまいます。
「わざわざここまで来ていただいたお客様に、来て良かったと思ってもらえるように心がけています」
カフェをきりもりする奥様が言いました。田舎暮らしをしたくて、ご主人とこの地に越して来たのです。もともと、パンやお菓子作りが好きで、子どもに作ってあげていたそうです。
見えるものすべてに心がこめられて
ドリンクの注がれているカップは、どれも手にしっくりと馴染む、ご主人作の陶器。
フードメニューは、オープンサンドと玄米おにぎり定食。身体の健康を考えたおいしい食材と、ていねいな手作りで、やさしい味に仕上げます。
デザートは、季節によって変わる各種ケーキ。訪ねた日は、チョコロール、ブルーベリータルト、カボチャのプリン。甘さを抑え、いずれもとても美味しいデザートです。
目に入るものすべてがアート
フロアを担当する女性も、以前はお客さんのひとりだったとか。わざわざ県外から訪ねてくれるお客さんも多く、茶房のポリシーをたずねると
「わたしたちは、まじめに、できることを最大限心をこめてやっているつもりです」との返事。
工房土喜の作品が庭の小屋に並んでいて、ギャラリー併設カフェですが、周囲の自然も、お店も、メニューも、すべてが作品と呼びたくなるような印象的なカフェ、それが茶房パニなのです。
山里の茶房パニへのアクセス:
茶房パニ
長野県上田市野倉524−1
電話 0268−38−3830
営業日 金・土・日・月&祝日
営業時間 AM10:30〜PM5:00
冬期休み(12月〜3月)
Web http://pani.jp/