自然と人が繋がる有機的な暮らしが見えるカフェ:佐久市

信州のcafe

そのカフェは、若いご夫婦の二人三脚で営まれています。名前は、maru cafe(マルカフェ)。奥様の曽祖母が営んでいた生活雑貨店の建物が、カフェとして息を吹き返したのです。

天然素材と手仕事で生活雑貨店をリノベーション

建物の改修に8カ月。友人や専門家の手を借りながら、オーナーご夫婦自らお店づくりを頑張ったカフェの店内は、フロアを吹き抜けにしているので2階の窓から光が入り、明るく解放的です。昨年(2014年)9月のオープンから半年あまりが過ぎました。

信州のcafe

 

信州のcafe

maru cafe(マルカフェ)の名前は、人と人とのつながりや縁、循環するものというイメージからつけました。「何より覚えやすい名前が良いかなと考えました」と奥様は話します。カフェの名前のとおり、オーナーご夫婦は、これまで知り合った生産者とのつながりを大切にして、食材を選んでいます。店内では、厳選した小麦粉や調味料などをお裾分けできるよう販売もしています。

信州のcafe

おいしい食事は「つながり」を大切にした食材選びから

カフェのランチメニューは、週替わりのスープとサンドイッチのランチ。ニンジンスープのニンジンは長谷川さん、サンドイッチの中味の卵とジャガイモは有坂さんという具合に、食材の生産者がボードに記されています。スープは素材の味がよく活かされていて、地粉を使ったパンはフライパンで蒸し焼きにした素朴な味わいです。ドリンクは、有機紅茶や有機ほうじ茶を選びます。

信州のcafe

 

信州のcafe

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セットには追加で、スイーツのケーキやチーズプレート、季節のサラダ、自家製スモークのスペアリブなどを付けることができます。プレートの隅々まで、心配りのきいた品々が並びます。
料理の器は、益子焼の作家さんや、作家の卵の方に焼いてもらったもの。「料理が器に助けられています」と奥様は笑います。

信州のcafe

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信州のcafe

信州のcafe

冬に野菜がない信州で、夏場に野菜をストックして使えるようにしたいと奥様は考えています。「加工することで、農産物に付加価値をつける方法を、知り合った農家さんと一緒に作っていけたら」と話します。笑顔が素敵なご主人は地元の人や農家とのつながりに感謝をしながら、「今を一生懸命に、コツコツとやっていきたい」と話します。

佐久を訪れたら、maru cafeを見つけてみてください。「◎」の看板と、ゾウのオブジェが目印です。

信州のcafe
信州のcafe

maru cafe(マルカフェ)

  • 長野県佐久市平賀5341-1
  • TEL 0267-62-8416
  • 営業時間 11:30〜17:00
  • ※夜は予約のみでコース料理を提供
  • 定休日 月・火曜日(祝日は営業・翌日振替休業)
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プリン作りの名人

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