おいしい食事は「つながり」を大切にした食材選びから
カフェのランチメニューは、週替わりのスープとサンドイッチのランチ。ニンジンスープのニンジンは長谷川さん、サンドイッチの中味の卵とジャガイモは有坂さんという具合に、食材の生産者がボードに記されています。スープは素材の味がよく活かされていて、地粉を使ったパンはフライパンで蒸し焼きにした素朴な味わいです。ドリンクは、有機紅茶や有機ほうじ茶を選びます。
セットには追加で、スイーツのケーキやチーズプレート、季節のサラダ、自家製スモークのスペアリブなどを付けることができます。プレートの隅々まで、心配りのきいた品々が並びます。
料理の器は、益子焼の作家さんや、作家の卵の方に焼いてもらったもの。「料理が器に助けられています」と奥様は笑います。
冬に野菜がない信州で、夏場に野菜をストックして使えるようにしたいと奥様は考えています。「加工することで、農産物に付加価値をつける方法を、知り合った農家さんと一緒に作っていけたら」と話します。笑顔が素敵なご主人は地元の人や農家とのつながりに感謝をしながら、「今を一生懸命に、コツコツとやっていきたい」と話します。
佐久を訪れたら、maru cafeを見つけてみてください。「◎」の看板と、ゾウのオブジェが目印です。