信州産小麦を使った天然酵母パン
パンの販売スペースには、開店と同時に次々と焼かれたパンが並び、天然酵母ならでの素朴さと小麦の味わいが楽しめるパンを求めて、お客さんが訪れます。むく堂のパンは、信州産の小麦を中心に使用し、自家製有機レーズン酵母とホシノ天然酵母の2種類の酵母で作っています。
カフェでは、買い求めたパンのイートインスペースとしての利用はもちろん、お好みの具材を入れたサンドイッチも注文できます。具材の種類は、定番のベーコン、トマト、レタスのほか、その日のボードから選ぶことができます。パンもバケットタイプ、イングリッシュマフィンタイプから選びます。カンパーニュ付のスープは月替りで、写真はオニオングラタンスープ。バケットとチーズを入れて焼きあげた体の芯から温まるスープです。
スイーツは、豆乳と甘麹のシフォンケーキ。甘さ控えめ、添えられたサワークリームもさわやかで、サッパリといただけます。
Mukudo Cafeの珈琲は、小海町の「珈琲焙煎工房2+1(にぷらすいち)」のオリジナルブレンド。コクとキレのある珈琲で、パンによく合います。そのほかのドリンクメニューは、紅茶や長和町産の100%りんごジュースなどがあります。
店内では、近くの蓼科高原にアトリエがある作家さんの陶器や、リネン生地のエプロンといった雑貨も販売しています。カフェの片隅に設置されている神棚には、ご飯ではなくパンがお供えしてあり、さすがパン屋さんだと納得。
「こんな場所だから、来ていただくには不便ですが・・・」と店主さんは笑います。
田舎のパン屋さんで、のんびりとカフェタイムはいかがでしょうか。