温泉街の暮らしが見える、のんびりカフェ：野沢温泉村

信州のおいしい素材を使ったメニューと、居心地の良い空間を提供してくれるマウンテン・カントリー信州ならではのカフェを、シリーズで紹介しています。どこからであれ長野県を訪れた際は、足を運んでみてください。そこにはきっと、おいしい出会いがあります――

「麻釜」や足湯公園とともに訪れたい
そのカフェは、信州の山の中、野沢温泉にあります。野沢菜や山菜といった、旬の野菜を湯がく様子が、それぞれの季節の風物詩にもなっている麻釜（おがま）のすぐ近くにあり、お店の名前は「なっぱカフェ」といいます。

訪れると、いいことがありそう
なぜ、「なっぱカフェ」というかと言えば、まずは野沢菜など、葉もの野菜の「菜っ葉」、また、７（ラッキーセブン）と８（末広がり）で「７８（なっぱ）」、さらに、「七転八起」でなっぱ、ということだそうです。2013年の4月30日にオープン、ちょうど1年が過ぎました。

店主さんの実家の居酒屋を改装した小さなカフェは、野沢温泉の高台に位置しています。場所柄から、海外の観光客の方も多く来店されますが、どことなく居酒屋の雰囲気も残した店構えで、「スタイリッシュ過ぎないところが良いそうです」と店主さんは笑います。のんびり、まったり、くつろげるカフェを心がけ、店主さんご夫婦は日々精進されているそうです。

「本日の○○」は、なんだろう♪

なっぱカフェにはエスプレッソマシンがあり、本格的なカプチーノやエスプレッソが楽しめます。メニューは、定番メニューのほか、店内の黒板に「本日の」と書かれたお昼ごはん、デザート、スープ、エスプレッソ、アイスコーヒー、ドリップコーヒーといった、日替わりメニューや日替わり珈琲を選ぶこともできます。ドリップコーヒーには、奥様手づくりのクッキーが添えられることも。

この日の「本日のお昼ごはん」は、タコライスとグリーンカレー。なっぱカフェの名前どおり、野沢菜がさりげなく入っているところが技あり！ 軽食メニューにある「温玉のせなっぱご飯」も人気です。

温泉街のそぞろ歩きに
お店の目の前には、温泉街が見渡せるミニ温泉広場「湯らり」があります。カフェで生ビールや珈琲をテイクアウトして、足湯でのんびりされる方も多いのだとか。

なっぱカフェには、お休みの日は観光に訪れたお客様が、平日は地元の旅館の女将さんや従業員の方が多くみえるそうです。春が来て、地元のみなさんが麻釜で菜っ葉を湯がくようになりました。ご近所の方が通りがかりに、その菜っ葉をカフェに置いていってくれることも。
野沢温泉をお訪ねの際は、トレードマークの四ツ葉のクローバーと黒猫のイラストの看板がかった「なっぱカフェ」を見つけてみてください。

なっぱカフェ
住所：長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9301-2
TEL：080-1250-7878
営業時間：11:00〜21:00LO（季節により営業時間の変動あり）
定休日：水曜、隔週で木曜
※営業日と営業時間はブログでご確認ください

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