浦部さんの農事録
[浦部さんの農事録]

新しく農家になったふたりの農事録 第24回

連載※長野県北安曇郡松川村の浦部勇一さんと同い年の千代美さんご夫妻に、昨年から引き続き月々の農事などを伝えていただいています。浦部勇一さんは2005年から長野県が行う里親支援制度に登録し、昨年の4月に独立された新規就農者です。ご夫婦は5年ほど前に長野県に移住してこられました。

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最近、毎晩、愛猫のデラが
お布団に入って来るようになりました。
(ふっわふわのぬっくぬくです)

それにしても
12月にしては
なんだか暖かいような気がします・・・

「地球温暖化?」の影響でしょうか?

ちょっと将来が不安ですねぇ〜


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「ヨッ! 待ってました!」

11月20日りんご収穫のお手伝いが本格的にスタートです。

わーい\(^o^)/わーい。

さてさて今年のりんごちゃんはいかがかな?

う〜ん美味しそうではありませんか(早く食べた〜い!)収穫のお手伝いなのにりんごを食べる事で頭はいっぱいなんて、りんご農園のおじちゃんおばちゃんには絶対に言えませ〜ん( ̄▽ ̄)うへへへぇ〜

毎年10月頃になると『りんご食べたい病』がでるわたし・・・買い物に行くと思わずりんご売り場の前で立ち止まり思案するわたしを勇さんが見つけて「あと一ヶ月我慢しましょう!」と耳元で囁くのです( ̄▽ ̄;)!!ガーン。

約一ヶ月(正式には去年の12月か1月に最後の一個を食べた以来だとすれば、約11ヶ月ぶり)待って、この時をわたしは待っていったんですよ!

思惑どおりに、お手伝い初日のお茶の時間にはおばちゃんがりんごを切ってくれました。蜜がのっててシャッキシャキ! う〜んいい香り! やっぱり我慢して良かった、曽根原農園のりんごがわたしには一番美味しいりんごです。

収穫のお手伝いのほうは、秋の農作業(秋起こし・洗車・土木作業など)が終わった勇さんも参加して、ほぼ毎日やりました。スタート時間は12時半、早すぎても、りんごが凍みててダメで、夕方は暗くなるのが早いので引き上げるのは4時頃です。今年のりんご収穫お手伝いは11月27日に無事終了しました。

おじちゃんおばちゃん撥ねだしりんごご馳走さまでした・・・来年もよろしくぅー(o ̄ー ̄o) ムフフフ。

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「11月も後半になれば落ち着いているだろう?」と思って計画していたようで、26日にはわたしの両親が(なんと!)4年半ぶりに遊びに来ました。でも4年半ぶりに会ったと言うわけではありませんよ(親子喧嘩してませんからね〜)。

わたしは年に一回は実家に帰っていますし、わたしたちがIターンしてすぐの桜の頃に一度来てもいますから、今回が2回目になります。「温泉大好き!」の父にはずーっと以前から来てもらいたかったわたしはと〜っても嬉しかったのです。

そんなわけで温泉三昧の日々がスタートです。

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27日は勇さんがりんごお手伝い最終日(女性陣は26日に終了)なので、わたしと両親の3人で近くの温泉に・・・この時期は北アルプスが雪化粧していてとっても綺麗なので、それに誘われるように松川村から北へ・・・大町温泉郷をぬけて更に山の奥へ(わたしも初めての道)さすがに道路以外には結構雪が積っていて、「おー雪だ! 雪だ! やっぱ山だね〜」なんて言いながら着いたのは七倉ダムの入り口・・・なんと数匹のお猿さんたちが「あなたがたどこまで行く気?」と言わんばかりに寄ってきました。お猿さんにも会えたところで引き返し、行ってみたかった《葛温泉》『高瀬館』に立ち寄り湯!

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葛温泉 高瀬館

お客さんも居なくて貸切状態の露天風呂でゆっくり温まりました。こんなにいい温泉に入ると温泉好きの父は、なかなか出てきません。お風呂の中で倒れてない?と思うくらい出てきません。ちなみにここの源泉は90度で湯の花も浮いていて、久しぶりにいい温泉に入ったと感じました。

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穂高温泉郷 八面大王足湯

27日には《穂高温泉郷》『しゃくなげ荘』に・・・ここはうちから車で10分位のところで、中房温泉のお湯お引く熱めのお湯です。

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29日は両親・勇さん・わたし・アイン・ロッシの4人と2匹で小諸方面にドライブ・・・最初の目的地はなぜか一年目にお世話になった長野県農業大学校の小諸キャンパス・・・両親にわたしたちのスタート地点を見てもらって、絶対に連れて行きたかった温泉《布引温泉》『あぐりの湯こもろ』へ・・・

この日帰り温泉施設にはじめて来たのは2003年の11月、農大小諸キャンパスの見学に来た時でした。あれから何度か来ていますが、両親に「あの景色を見ながらお湯に浸かってもらいたい!」といつも思っていて、それを勇さんが覚えていて、今回連れて来てくれました。ありがとうねぇ勇さんm(__)m

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お天気も良かったので、温泉大好きな父がなっかなか出てこなかったのは言うまでもありません。ちなみに勇さんは烏の行水で(パシャパシャ)入浴料がもったいないとの噂・・・

ランチはあぐりの湯のレストランで済ませ、農大の近くにある『ちゃたまや』さんで大好物のシュークリームとたまごを買って(養鶏場の直売店でいつも混んでる)、最終の目的地《鹿教湯温泉(かけゆおんせん)》に・・・到着してまずはわんこのお散歩へ・・・温泉街を抜けて文殊堂を通って川沿いをぐるりと一周・・・

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父は公共の温泉にも入ると言っていましたが、あいにく清掃点検のためお休みでした(残念)。結局みんなで、この時期に欠かせないおまんじゅうの『おきな菓子舗』へ行く事になりました。

この日は土曜日で、人気のおまんじゅうと最中が無くなってたら泣いちゃうので電話で予約しておきました(*^^)v。翁の女将さん(農大に通っている時から応援してくれている)に今年も無事に終わったよ〜と報告をして、うまうまな餡子を作るご主人とお兄ちゃんにもご挨拶! 

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みんな元気でよかった〜温泉には入れなかったけど、おきなのみなさんに再会してぽかぽか気分になりました。本当に暖かく見守っていただいて嬉しいです感謝! もちろんおまんじゅうは「絶品!」ですよ。おみやげには「あんこじゃむ」を忘れずにぃ〜です。

12月1日「ここに寄らないと帰れないよ!」と言われそうな、松川村の村営日帰り温泉施設『すずむし荘』へ行きました。父と母は「こんなに近くなら毎日来るね!」とお気に入りの様子・・・結局両親は一週間ほど滞在しました。「わたしたちが生活しているところを見てどう思ったかな?」一番は元気で仲良くやってるよ〜ってとこが見れて、安心してくれたらいいなと思います。またいつでも来てね! 温泉三昧は親孝行になったかな?

て両親が来て、鹿教湯温泉にも行けて・・・もう年内に行く所は無いかな?

おっと! 一番お世話になっている親方と大家さんにもご挨拶に行かないと一年が終わりませんでした。

今年も残すところ約2週間! どんな1年だったかなぁ?

年も失敗や成功、嬉しい事、楽しい事、凹んだ事、おバカな事・・・全て無駄なものはなにひとつ無かったはず(!)です。泣いたり笑ったりの今年があったから、又来年も勇気を持って進んで行ける!

農家として生きる事は想像以上に大変だと感じていますが、周りの方々の応援や協力があって、わたしたちも一歩一歩進んで行けます。今年も農事録を見てくださった方々にも感謝いたします、ありがとうございましたm(__)m

わたし自身の反省はもっとズクだして、ピッピ! と動かなくては・・・という事かな! 農事録もいつも締め切りギリギリだったし、種蒔きが遅くて大根と野沢菜は大きくならず、親方の所やご近所さんから貰って漬物作りましたから・・・あ〜ダメダメなわたし・・・農家の嫁になるには、まだまだ時間が掛かりそうですε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ...

ではみなさま良いお年をお迎え下さい。

ちよみ    

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ダンナのボソっと独り言

リンゴの収穫も無事終わり、農事は来年の3月までしばらくの間"冬眠"です。

今年も無事農事を終えて振り返ってみると・・・親方の緊急事態で田植えが大変だったり、RCヘリの仕事でボコボコに凹んだり、コンバイン壊して反省したり・・・。((゜-゜;)ヾ(-_-;)

オイオイ...失敗ばっかだなぁ・・・(-_-;))

それでも収穫の"喜び"で、すべて"チャラ"の楽しい9ヶ月でした。

(*^^)v

これにハマるから百姓になったんだもんねぇ・・・改めてIターンして良かったなぁと感じる今日この頃のσ( ̄。 ̄) オイラです。

「来年も良い米作りますよ!!」と決意も新たにしたとこで・・・。この"冬眠期"にσ( ̄。 ̄) オイラは例年"なぁ〜んちゃって会社員"になるんだけど・・・今年は世界的な株価の暴落や円高の影響からか、いつもならある「精密機械」や「自動車関係」の仕事が"皆無!! あるのは"スキー場のバイト"とかぐらいで、結構焦っちゃいました。

そんななかいつもの派遣屋さんに紹介されたのは「コンビニのお弁当工場」でした。これが仕事自体はむずかしくないんですが、なにせウチから遠い!(^。^;)山形村の臨空工業団地の中の工場で、片道30キロ位・・・。しかもここでは有り得ない「渋滞」が発生する道路事情・・・。8時出勤のシフトなのに朝6時半にウチを出て、道路の様子を見ながら通勤してます。(^^;)

早い時は7時位に着いちゃうけど、一度"渋滞発生!"となると、ギリギリで着いてみたりもします。まあ、その時の「運任せ?」の結構スリルのある通勤を楽しんでます。( ̄m ̄〃)

ぷぷっ! 毎日食材を切り刻み、フライヤーで揚げて、また切り刻む・・・。そんな繰り返しの日々ですが、まあ、来年の2月いっぱいまでの辛抱です。"ズク"出して頑張りますわ・・・。

ああ・・でも、もう鳥肉見たくないかも・・・。

( p_q)エ-ン

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長野県北安曇郡松川村の浦部勇一・千代美さんご夫妻に月々の農事などを伝えていただいています。浦部勇一さんは2005年から長野県が行う里親支援制度に登録後、独立された新規就農者。おふたりは6年ほど前に神奈川県から長野県に移住してこられました。

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