太田さんの農事録
[太田さんの農事録]

脱サラで花栽培!太田さんの農事録 第23回

 

いよいよ天気予報で雪の予報が出る時期になりました。
標高の高い山だけではなく、我が家から見える山々も紅葉が終わり白く冬化粧です。

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の地域では、カマキリは雪に埋もれないように積雪より高い位置に卵を産み付けるので、カマキリの卵の高さでその冬の積雪がわかると言われています。
先日見つけたカマキリの卵はスズランの葉に付いていました。
その高さ約10cm!
今年は雪が少ないのでしょうか?
でも10cmだけって事はないとおもいますがね。
カマキリも近年の異常気象で積雪予想できなくなってるのかもしれませんね。

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カマキリの卵
 

荷できる花もほぼ終わり、冬支度作業の毎日です。
冬にハウスで栽培するスズランの芽の掘り起こし。先月にも掲載したように、出荷が終わったヒペリカム、ワレモコウ、芍薬など路地栽培している全ての花の刈り払い。
「今年もありがとう。来年はもっと良く咲いてくれよ」という気持ちで刈り切っています。
そんな中、同じ刈り払いでも毎年恒例の「カヤ刈り」が地区の行事で行われました。
河川敷に生えている2mほどのカヤを大勢で刈り取り、来年1月に行われる道祖神を組み上げます。
仕上げは道祖神祭り前日に行うのでまだ形は良くないですね。

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A青年部活動もいろいろ行事がありました。
毎年11月3日に行われるJA総合祭では青年部ブースにて「みゆきポーク丼」などを販売。毎年大盛況で昨年より多く用意しましたが完売になりました。

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JA長野県新採用職員50人の前で「組合員からの期待」という講演会を行いました。
50分も講演することは困難だと思い、栽培している花の写真と説明、サラリーマン時代の話、就農してからの話、青年部活動と別の活動内容などを話していたら時間が足りなくなるほどでした。
「情報収集とコミュニケーションを大事に!」と伝えましたが、新採用者の皆に上手く伝わったかな?

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また翌日にはJA長野県青年部リーダー研修会があり、理事達による1分間スピーチコンテストが行われました。
前日は50分で今日は1分か!と思いながら発表したら、審査で他の発表者と同点1位になってしまい、抽選で僕が1位となり、来年2月に行われる全国大会で発表することとなりました。
普段くじ運は良くないのに、こういう時は当ってしまいます・・・。
しかし、選ばれたからには全国大会でも頑張って発表したいと思います。

から車で5分くらいのところにある、県の天然記念物に指定されている「神戸のオオイチョウ」が見ごろになりました。
樹齢500年以上と伝わり、1本の幹で36mにもなる大きなイチョウの木です。
いろんな言い伝えがある神秘的な木で、この写真を撮影してから数日後に葉が一気に散りました。オオイチョウの葉が散り終わると雪が降るとも言われます。
一番良い時に見に行けてよかった♪

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て、今回はこの地域で有名になったフリーペーパーを紹介します。
「鶴と亀」という小さなフリーペーパーで、内用は地元のお爺ちゃん、お婆ちゃんの素朴な表情が載っている写真集のようになっています。
制作しているのは、まだ20代前半の若者で、最初の出会いは飲み屋でした。
「こういうフリーペーパーを作りたいので協力してほしい」と言われ、若者が新しい事に挑戦するという事と、センスの良さがあったので二つ返事でOK!しました。
すると第壱号が「これは面白い!」と、新聞やラジオ、全国放送の人気テレビ番組で紹介され大好評でした。
そして1年後に第弐号を発刊するとまた大好評で、今回ついに第参号が発刊されました。当然今回も協力させてもらいました。
今では、なかなか手に入らないフリーペーパーとして地元はもちろん、長野県内、全国でも人気のフリーペーパーとなりました。
どこかで見つけたらぜひ見て下さいね。

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!?っと、このブログを書いている時にスマホから緊急地震速報が鳴り響き、直後に家が大きく揺れた!!
11月22日22:08長野県北部地震が発生。
TVで情報を見ると震源地は白馬村や小谷村付近でした。
白馬村や小谷村には大勢知人がいるのでメールなどで安否を確認。
同時に長野県北部地震とメディアが発表したので他県の知人から「大丈夫か!」と多くの連絡もいただきました。
幸い僕も知人も全員無事でしたが、家屋が崩壊するなど大きな被害を受けた人もいました。
3.12の栄村大震災以来の大きな地震でしたが、今年は木曽の土石流災害、御嶽山の噴火災害、そして今回の地震と、長野県内では大きな自然災害が多い年となってしまいました。
改めて自然災害の多い地域で生活しているという怖さと、それに対する備えが必要だと考えさせられました。
災害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。

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この記事を書いた人

太田和明さん

北信州の飯山市で花き農家を営む太田和明さんは、2006年に39歳で脱サラし、故郷で就農しました。父・雄三さんと共に何種類もの花を栽培するかたわら、地域活動やJAの青年部活動にも積極的に関わり、農業と地域を盛り上げています。美しい花を咲かせるための奮闘と、日々の暮らしを綴った農事録をお楽しみください。

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