斎藤さんの農事録
[斎藤さんの農事録]

おいしいビールと農産物のある暮らし 第13回

ユーマの農事録

 

皆さんこんにちは!ユーマです。3月に入ったばかりですが、最高気温が10度を超える暖かい日が続き、春が確実に近づいていることを実感しております。そういえば昨日は雛祭りでしたね、3月の頭、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

群馬県の味噌との相性も最高でした

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2月15日・16日に知人から誘いを受け、群馬県高崎市の食とお酒のイベントにお酒のメーカーとして参加してきました。群馬県の食文化は長野県と同様、味噌を多用する傾向があり、野菜や肉類をメインに食事をする内陸県にみられる特徴がありました。また、群馬県にはうどんをはじめとするご当地麺が多く、県内で広く食べられているといった食文化があり、大変興味深かったです。味噌料理などの味付けが長野県の地元の味と似ていることもあり、長野県に近い食文化だった為、イベントに持っていったビールと食事の相性も良く、特に群馬県の味噌と、小麦麦芽を使ったビールとの相性は信州味噌とのペアリングと同じくらい最高でした。
養蚕が盛んだった長野県岡谷市と富岡製糸場があることで有名な群馬県富岡市は、紡績の歴史から姉妹都市を締結しているなど、一部的ではありますが両県の歴史的、文化的な関わりあいがあるのではと思いました。内陸県ならではの食文化や嗜好に合うお酒をつくれるよう群馬県のお酒メーカーさんと情報交換をしつつ、食と酒、両方の魅力をより高めあうことはできないかと改めて考えさせられた2日間でした。

 

福島県で全国の同業者と交流

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醸造所予定地の内観

2月21日に、所属している国産ホップ推進委員会の活動の一環で、福島県田村市にホップ圃場の視察と今年稼働予定のビール醸造所の視察にいってきました。田村市では行政と民間事業者(株)ホップジャパンが協力して、提携する複数の農業者と共にホップの産地化を進めているとのことでした。

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福島県田村市のホップ圃場

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説明をする(株)ホップジャパンの本間社長(左)

後半は岩手県遠野市や京都府与謝野町など全国の栽培事例の共有や、キリンビール株式会社の村上農学博士から、メーカー向けのホップの使い方についての講義を受け、大変有意義な時間を過ごすことができました。

 

山小屋の中はお洒落な居酒屋

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2月22日・23日は普段からお取り引きをさせて頂いている、八ヶ岳の赤岳山荘さんにて、アイスクライミングの講習会でいらっしゃった方々(宿泊される方)にビールのサービスをしてきました。冬場の山小屋でのイベントは初めてでしたが、八ヶ岳は登山道まで電気や水道のインフラが整備されているので不便さは全く感じなかったです。とても快適でした。途中からお客様がスマートフォンでジャズを流し始めたので、山小屋の中はお洒落な居酒屋のような雰囲気になり、標高1,700mの山中でとても豊かな時間を過ごすことができました。

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大変盛り上がりました!

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ビールの紹介中

この記事を書いた人

齋藤由馬さん

国内外のクラフトビールを研究後、「誰もが楽しめるビールを造ろう」と八ヶ岳の麓でビール造りに励む齋藤由馬さん。
従来の農家の枠から飛び出し、ホップ栽培から醸造、販売までを手がけるブリューワーに転身。信州茅野からおいしいライフスタイルを提案します。

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