最初と言うことでまずは自己紹介を
時の経つのは速いもので、私ももう40歳になります。幸か不幸かいまだに独身。自分的には「まだまだこれから選びたい放題じゃん」って思ってるのですが、周りからはそうは見られていないようです。特にお袋からのプレッシャーは年々強くなり、今では金メダルがかかったオリンピック選手並みになってきております。
ホント、マジでプレッシャーきついわ。。。(-_-#)
話がそれてしまいました。ヾ(・・ )
これでオレはリンゴ農家に帰ってきた
私は専業農家の長男として生まれました。が、大学卒業後、農家は継がずIT業界へ。理由ですか? コンピュータエンジニアって響きの方が農業よりカッコ良かったからですよ。^^;
実際、最先端のことをやるのはやりがいもあったし、楽しくもありました。ただ、ものすごく忙しかったのも事実でしたけど。。。
そんな中、、、30を過ぎた頃に考えたんです。「これってオレが本当にやりたいことなんだろうか・・・」
一度外に出たからこそ、わかることもある。そんなことってありませんか?
その頃、親父の作ったりんごを会社の仲間や友達に配ったときの反応。「岩ちゃん家のりんごうまいなぁ。」「こんなうまいりんご初めて食ったよ。」「スーパーに売ってるのと、味が違うね。」等等。。。
気づいたんです。ウチのりんごがうまいってこと。そして、それを作ることができる親父の技術のすごさに。そして思いました。「それってカッコいいよな。」
オレの中に起こったパラダイムシフト。
それからサラリーマンを辞め丸4年が経ち、今年ようやく百姓5年生となりました。
それはひとつのりんごかもしれないが
この農事録で伝えたいこと。それは、、、
りんご作りという仕事は、一年中作業があるものです。もちろん、忙しい時期とそれほどでもない時期はあるのだけれど、秋に良いりんごを採るためには、冬から始まり春夏秋と、一年中かけて丹念に様々な手入れをしていく必要があるのです。言い換えると、、、みなさんがスーパーや八百屋さんで買った何気ないひとつのりんごにも、それだけ数多くのストーリーが詰まっているということ。そんなストーリーをほんの少しでも伝えられたら・・・そんな風に考えています。
オレの家のりんごの木たちはなにを思う?
今のりんごの状況を少しだけお伝えしましょう。
今りんご園では「せん定作業」が行われています。せん定とは、木を切る作業。いつもであれば2月のこの時期は、少なからず雪もあってとても寒く、冬場のせん定作業はかなりつらい仕事なんですよ。。。
な、はずなのですが、、、今年は暖かいですね。^^
おかげでせん定作業もはかどっています。でもホントにこんなに暖かくていいのだろうか? むしろ、りんごに悪い影響がでないかと心配になってしまいます。
寒いときは寒く、暑いときは(平年並みに)暑くあって欲しい。仕事はつらくても良いので、せん定のときは寒くあって欲しいと思うのです。秋に良いりんごが採れるために。。。
・・・と書いておきながらなんですが、、、
久しぶりに今日はすげぇ寒い一日。(((=_=)))
やっぱ、寒い中のせん定はつれぇなぁ〜。ホント。(TT)
ということで、今月はここまで。
See you next month!