バンクーバーでは、冬季オリンピックが開催されていますね。
かつての冬季オリンピック開催地でもある長野県人一家のウチとしては、自営業である特権を活かし^^;、時に仕事に行くのを遅らせてテレビにかじりつき、時に仕事をしながらラジオ中継に耳を傾けるなど、オリンピック選手の活躍に一喜一憂しています。
勝つ選手がいれば、負ける選手もいる。意外な力を発揮する選手もいれば、思うように力が発揮できない選手もいる。勝っても負けても、きっと選手ひとりひとりにひとつひとつのストーリーがあるだろうことを思うと、すべての選手のパフォーマンスに感動と勇気がもらえます。
がんばれニッポン。そして、がんばれ各国全ての選手たち。
スポーツっていいですね。
さて、先日、
この寒さのせいで、畑でも珍しいことが起こりました。
(ちょっとピンぼけで申し訳ない)
ワイヤーやりんごの枝に水滴がついているのがわかりますか?
これ、全部凍っているんですよ。木の枝の濡れたように見える部分も凍っています。なので、触るとツルって滑ります。
次の日には氷柱(つらら)になってました。
この日は、電車の架線も同じような状況になってしまい、県内の一部区間では2日間ほど電車のダイヤが乱れっぱなしでした。
天気予報のおねぇさん曰く、10年ぶりぐらいの珍しい現象なんだそうです。
そんな寒い中ではありますが、ウチの仕事は順調に進んでいます。
今の仕事は、そう、りんごの木のせん定作業です。
(ウチの親父、せん定作業中)
せん定作業というのは、りんご栽培の中でも最も難しい作業のひとつです。
せん定では、
No.1 全ての枝に日当たりが良く
No.2 作業がし易く
No.3 薬剤を散布したときにムラが出ないように
という原則を満たすように木を作ります。
ですが、木の形は1本1本違うので、なかなかうまいこといきません。
しかも、木は切りすぎると反発が強く、木の勢いが強くなりすぎて、良いりんごが採れません。また、品種によっても強い弱いがあるので、鋏(はさみ)の入れ具合を変える必要があります。
品種特性、個々の木の強弱、土の肥沃さ(肥料の散布状況)、今年生らせる枝、来年生らせる枝等々、
諸々を頭に入れた上で、
ひとつひとつ鋏を入れていかなくてはならないのです。
オレもりんご農家をはじめて既に6年目を迎えましたが、
まだまだ未熟者、
この仕事、奥が深いです。
さてさて、仕事の話はこれぐらいにしてっと、、、^^;
りんご農家という仕事、農繁期になるとなかなか休みもとれません。そのかわり、農閑期の今は、比較的自由に時間が使えます。そこで、その特権を有効に利用し、1月末から2月の頭にかけて10日間ほど、旅に出ておりました。
今回行ってきたのはコチラ。
・赤線は空路の移動、黒線が陸路移動
・緑の家のマークが宿泊地
タイ経由でラオス南部とカンボジア−−シェムリアップ:アンコールワットの町−−への旅。
往復の航空券だけを予約した、きままな一人旅です。
そんな旅の様子を少しばかり、、、
まず、タイ―ラオスの国境を歩いて渡り、
タイ側
国境を歩いて渡る
ラオス側
そして、ラオス人と一緒に乗り合いバス、ソンテウで移動。
これが地元の足、ソンテウ
周りは全員ラオス人
ラオスの世界遺産ワット・プ―遺跡で、ラオス人のお祭りを見物し、
次の朝はメコンに上る朝日に感動
ラオス南部メコン川に浮かぶ島々、シーパンドーンで
ビールのビア・ラオ・ダークラガーを飲みながら
メコンに沈む夕日にたそがれる。
アンコールワットを見物し
見物し
見物して
その夜は、ゲストハウススタッフのカンボジアの若者たちとカラオケを熱唱!
ハイ、ポーズ♪
まぁまぁ、そんな感じで旅してきました。^^;
ラオス、シーパンドーンの子供たち。
決めポーズと笑顔がいいね。
カンボジアの若者たちからは「今度いつ来るの?」って言われたけど、そんなにしょっちゅうは行けないんだよなぁ。。。残念ながら。
いや、ホント楽しい旅でした。
りんご農家の仕事というのは、時にとても忙しく休みもとれないし、大変な仕事ともいえます。でも、忙しくない時期にはこういった、思い切った時間の使い方もできるのです。オレは、りんご農家というこの仕事が、大変なこともあるけれど、もっと楽しくカッコ良い、そんなライフスタイルができる仕事にしていきたいと思っています。
ということで、
充電も完了! 今年もがんばっていきますよ!
まだまだ寒い日が続きますが、
みなさまも風邪などひかぬよう。
それでは、また次回に。
ポップ・カン・マイ(^_^)/~
(バイバイ(^_^)/~@ラオス語)