地域の住民が育てた「赤そば」を乾麺に
長野県南部に位置する上伊那郡の箕輪町役場でこのほど、箕輪町で採れた赤そば粉を100%使った八割そば「赤そばの里」を企画し発売を始めました。
企画を担当した商工観光推進室観光係長の宮尾栄子さんにお話しを伺ってきました。
パッケージは、青い空と緑の山、赤ソバをイメージしてデザインしました。
箕輪町では、町をPRしようと「赤そばの里」として有名な同町で栽培している「赤そば」粉を使った乾麺造りに取り組み、検討してきました。
提供:箕輪町観光協会
原料の赤そば粉は、上古田地区と長岡地区の3カ所の約10haの畑で地域の住民が協力し栽培したもの。
品種は、「高嶺ルビー2011」。信州大学の氏原暉男名誉教授が1987年にヒマラヤの標高3,800mの高地から、赤い花の咲くソバを日本に持ち帰り、宮田村のタカノ株式会社と共同で品種改良をしたものです。
提供:箕輪町観光協会
製造は、そば粉100%のそば(十割そば)の乾麺製造に独自の技術を持つ長野市の信州戸隠そば株式会社に委託。
昨年収穫した1,300kgのそば粉で4,700袋(1袋200g)製造しました。
宮尾さんは、「企画・構想に1年かけました。本格的な八割そばで、そばの風味と歯切れの良い細めの麺に仕上がっています。残念ながら今シーズンは、新型コロナウイルス感染症の影響で『赤そば』を栽培することはできませんでした。限定品なので、赤い花の咲くそばをぜひ味わってください。ふるさと納税の返礼品にも活用します」と、おすすめしています。
※ふるさと納税については「箕輪町ふるさと応援寄附金」をご確認ください。