「天高く馬肥ゆる秋」晩秋を迎えた信州では、新米をはじめとした旬の農産物が次々と収穫・出荷されています。そばもしかり。2012年9月のブログ「新そばを目と舌で味わう赤そばの里」で紹介した、"赤い花の咲くそば"を使った乾麺「赤そばの里」を紹介します。
長野県南部に位置する上伊那郡の箕輪町役場でこのほど、箕輪町で採れた赤そば粉を100%使った八割そば「赤そばの里」を企画し発売を始めました。企画を担当した商工観光推進室観光係長の宮尾栄子さんにお話しを伺ってきました。
パッケージは、青い空と緑の山、赤ソバをイメージしてデザインしました。箕輪町では、町をPRしようと「赤そばの里」として有名な同町で栽培している「赤そば」粉を使った乾麺造りに取り組み、検討してきました。
提供:箕輪町観光協会
原料の赤そば粉は、上古田地区と長岡地区の3カ所の約10haの畑で地域の住民が協力し栽培したもの。品種は、「高嶺ルビー2011」。信州大学の氏原暉男名誉教授が1987年にヒマラヤの標高3,800mの高地から、赤い花の咲くソバを日本に持ち帰り、宮田村のタカノ株式会社と共同で品種改良をしたものです。
製造は、そば粉100%のそば(十割そば)の乾麺製造に独自の技術を持つ長野市の信州戸隠そば株式会社に委託。昨年収穫した1,300kgのそば粉で4,700袋(1袋200g)製造しました。
宮尾さんは、「企画・構想に1年かけました。本格的な八割そばで、そばの風味と歯切れの良い細めの麺に仕上がっています。残念ながら今シーズンは、新型コロナウイルス感染症の影響で『赤そば』を栽培することはできませんでした。限定品なので、赤い花の咲くそばをぜひ味わってください。ふるさと納税の返礼品にも活用します」と、おすすめしています。※ふるさと納税については「箕輪町ふるさと応援寄附金」をご確認ください。
早速、編集部員が「赤そばの里」を茹でていただきました。見た目は、普通のそばよりも若干赤みがかっていて、色が濃い。噛みごたえがあり、そばそのものの味が濃い、という印象でした。
八割そば「赤そばの里」の価格は、1袋400円(税込み)。問い合わせは、箕輪町役場商工観光推進室、電話0265-79-3111(代表)へ。
こちらは 2020.11.17 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
マロン
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