信州だからこその地酒と地ビールですぞ

b-hakuba.jpg全国区ではない、地域限定や期間限定のおいしいお酒は、列島各地のコメどころにあると思いますが、マウンテンカントリーである信州の素材や気候を十分生かした、かなり注目のおいしいお酒・焼酎・ビールを紹介しましょう。

白馬のお米で造りました
冬といえば熱燗という方も多いですよね、っということで、まず最初にこだわりの日本酒を紹介します。白馬村では、村産の酒米「しらかば錦」を100%使ったその名も「白馬のお米で造りました」の、今季の新酒の発売が、白馬村酒商地場産品委員会加盟の酒販店など村内17店で、はじまっています! 日本酒「白馬のお米で造りました」は2003年(平成15年)に誕生して今年で3年目。白馬村やJA大北、JA大北白馬地区酒米部会が中心になり、昨年暮れから新酒試飲会を開催するなど、観光客の皆さんにPRしています。

このお酒は、地元の薄井商店が醸造し、米や水など白馬村産を原料に使い、通常の日本酒よりもアルコール度数、酸度などが高めになっていて、辛口のお酒に仕上がっています。肉料理やタイ料理に合い、例年、限定品ということもあって、1月中には売れきれるほど好評だとか。「白馬のお米で造りました」は、720ml入りを820本、1,800ml入りを600本(1本2,200円)が販売されます。

  本醸造・生酒 雪中埋蔵熟成
  白馬のお米で造りました
    720ml入り1本 1,288円
  1,800ml入り1本 2,200円
  お問い合わせは、キューマート
  (電話0261-72-2484)まで。

arrow2.gif 『白馬のお米で造りました』紹介サイト

自信作・餓鬼のしずく
b-gaki.jpgもう一本。同じ白馬村でも、常盤地区かつ数量限定の「餓鬼のしずく」をご紹介しましょう。こちらは常盤地区の「ひとごこち生産グループ」が契約栽培した酒米「ひとごごち」を使った日本酒の第2弾です。特別純米酒「餓鬼のしずく」は常盤地区の酒屋4店とJA大北A・コープときわ店限定で、昨年の8月1日から売り出しています。地元の各店舗は、第1弾の生原酒が完売になり、第2弾の出来にも自信ありといったところです。

「ひとごこち生産グループ」は2004年に農家16人が立ちあげ、酒米「ひとごこち」生産に熱心に取り組んできており、その品質はいうまでもなく上質。醸造は近隣の池田町にある大雪渓酒造に依頼し、昨年3月に第1弾、純米無ろ過生原酒「餓鬼のしずく」を同地区限定で200本販売しました。今回も1,800ml、720ml合わせて500本。また、今回から常盤地区出身のJA大北職員がラベルの絵を手掛け、文字、酒同様、デザインも常盤地区にこだわった商品に仕上げているということです。

販売する同地区の酒屋さんは「前回は発売当日から間もなく完売してしまい、飲んでいただいたお客さんの評価も上々。今回も出来は上々。ぜひ味わってほしい」と話してくれました。

  特別純米酒
  餓鬼のしずく
    720ml入り1本 1,380円
  1,800ml入り1本 2,800円
  お問い合わせは、JA大北A・コープときわ店
 (電話0261-23-6160)まで。

大好評・いも焼酎みのわ
b-kamiina-imo.jpg続きましては、信州産の芋焼酎です。上伊那郡箕輪町の「箕輪町焼酎いも生産組合」は昨年12月24日、今年初めて栽培に取り組んだサツマイモを原料にした「いも焼酎みのわ」を発売しました。町内の酒販店やA・コープ店で1000本限定の販売です。

同生産組合は昨年5月に、町内の遊休農地解消と地域活性化を目的に設立され、約35aで焼酎用のサツマイモ「黄金千貫(こがねせんがん)」を栽培し、収穫した芋はJA上伊那を通じ飯田市の喜久水酒造で醸造。焼酎は町内だけで販売されます。A・コープみのわ店で販売当日(12月24日)用意された640本の「いも焼酎みのわ」は即日完売という好評振り。「まろやかな甘い香りと深みのある濃厚な味に仕上がった。箕輪ブランドとして、長く続かなければ意味がない。栽培希望者も出てきたので、来年は生産量を増やし、限定販売ではなく販売したい」と柴正人生産組合組合長は抱負を語ってくれました。既に今シーズンの在庫はわずかということです。

   いも焼酎みのわ
    720ml入り1本 1,100円
   お問い合わせは、JA上伊那グリーンセンターみのわ
  (電話0265-79-0636)まで。

b-chisya.jpgやさしい味のレタス焼酎
続けてもう一本、焼酎をご紹介しましょう。以前もお伝えしましたがJA佐久浅間が企画し、地元の芙蓉酒造が醸造したレタス焼酎「萵苣(ちしゃ)」です。レタスを主原料に米と米麹を加えて発酵させ、単式蒸留器で蒸留し、一定期間寝かせた乙類焼酎で、1本に約6玉分の新鮮なレタスを使っているそうです。

長野県東部の高原野菜地帯ということもあり、代表品目レタスを原料として、遠方から訪れる観光客の皆さんや地域の人たちに地域色の濃い特産品を提供したいと創られた逸品です。「萵苣(ちしゃ)」というネーミングは、主原料であるレタスの和名。レタスのやさしい香りやほのかな甘味、喉ごしのよさ、さっぱりとした口当たりなど好評な「萵苣(ちしゃ)」は、アルコール度数25度。贈答用詰め合わせの全国宅配(送料別途)もしてくれるそうです。

  レタス焼酎「萵苣(ちしゃ)」
    720ml入り1本 1,380円
   お問い合わせは、JA佐久浅間 あさま組織購買センター
  (電話0267-22-9417)まで。

山の湧き水からできたビール
最後に山の湧き水生まれたビールです。下高井郡山ノ内町の日本酒醸造の玉村本店(同町平穏)では、自社開発ビール「SHIGA KOGEN」の発売一周年を機に、
これまでとは違った味わいの「House IPA(ハウス インディア・ペール・エール)」を2000本を限定販売しています。

b-houseipa.jpg同店のビールは4種類で、志賀高原の湧水で醸造。今回限定発売の「House IPA」(左写真)は、「SHIGA KOGEN」ビールの一つのペールエール(3本並んだ右写真右の黄色いラベル)に比べ、麦芽を60%多く使い、アルコール分を高めの8.2%に。麦芽の甘味を抑えて苦味と香りを効かせるためホップも大量に加え、淡い琥珀色で濃厚な味に仕上げています。

b-shiga2.jpgネーミングの「House」は造っているスタッフが飲みたい自家用の意味を込めているそうです。肉料理に合い、食後酒としても楽しんでもらえます。一部小売店で販売しているほか、電話やインターネットでの注文にも応じてくれますが、ただし、今回の「House IPA」は限定品で、すでに残りわずかとのこと。

   House IPA
   (ハウス インディア・ペール・エール)

    330ml瓶入り1本 400円
   お問い合わせは、玉村本店
  (電話0269-33-2155)まで。

こちらは の記事です。
農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。

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