町の西に広大なブドウ畑の広がる塩尻市。JA塩尻市は12月3日、広丘農産加工農協と合併して20年が経たのを記念して、かつて同農協が販売していた「マル広(マルヒロ)ワイン」をこのたび復刻しました。地元の特産であるブドウ「ナイアガラ」を100%使った辛口の白ワインです。720ミリリットル瓶で1,019円。約1300本の限定で、JA塩尻市ワイン農産物直売所で販売しています。
広丘農産加工農協は1956年(昭和31年)、「市内ワイナリーに加工用ブドウを出荷するだけでなく、自分たちで消費するワインを自分たちの手で醸造しよう」と、塩尻市広丘郷原のブドウ生産者を中心に結成されました。農協は通称「マル広ワイン」と呼ばれ、現在のJAワイン農産物直売所の敷地に醸造所を構え、広丘郷原の生産者を中心に組合員約300人で運営。1986年(昭和61年)にJA塩尻市と合併し、30年の歴史に幕を閉じました。合併後の87年(62年)、JA塩尻市はワイン工場を新設。JAは工場へブドウを出荷した生産者に、「還元ワイン」として加工料だけでワインを販売するなど、現在も自家消費を基盤にしたワイン作りの伝統が息づいています。
マル広ワインについてのお問い合わせは
JA塩尻市ワイン農産物直売所 塩尻市広丘郷原1811-4 電話 0263−52−1965までどうぞ
こちらは 2005.12.14 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
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