きたる11月22日が「長野県りんごの日」だということを皆さんはご存知でしたか? 知らないとこたえた方は、是非ともこの機会に覚えましょう。では、なぜこの日が長野県のりんごの日なのか、というと、これはひとつには「長野県産りんごの代表的な品種であるふじがこの時期最盛期である」ことと、もうひとつは「11.22」を「いいふじ」と読む語呂合わせからきているのです。JA全農長野により制定されて、平成15年には「日本記念日協会」にも登録・認定されています。
長野県には「りんごの日」が必要でした
記念日としての歴史は比較的浅いわけですが、実はもう少し前からこの「長野県りんごの日」は設定されていて、色々な取り組みが行われてきました。実際は、平成10年に、当時のJA長野経済連(現JA全農長野)が、日本経済の先行き不透明感から販売苦戦を強いられているりんご販売の再構築(リコンストラクション)を行い、近年のりんご消費低迷を打開するという目的で設定したものであります。そしてこの年に、果実消費宣伝事業のなかで大々的にPRする予定だったのですが、忘れもしない9月22日の台風7号の来襲によって、中生種以降のりんごが大打撃を受けたため、予定していた取り組みは全て中止されてしまいました。
「りんごの日」には深い意味もあります
ですから、正式にはその翌年の平成11年より「長野県りんごの日」に関する取り組みが行われたことになります。当然ながら、何月何日を「長野県りんごの日」にきめるかといったことで、当時かなりケンケンガクガクしたようであります。冒頭で「11.22→いいふじ」というのが由来であると説明しましたが、実際はもう少し複雑な思考回路をたどり、「11月22日→いい夫婦→アダムとイブ→りんごのイメージ」というところから考え出されたようなのです。でもこの設定理由ではわかりにくく説明がむずかしいのではないかという理由で、結局シンプルに「いいふじ」に落ち着いたようであります。
「りんごの日」にお会いしましょう!
今年も11月22日にはいろいろと取り組みを予定していますが、主体となるのは、スーパーマーケットなどの量販店等にて開催される消費宣伝会です。りんごの日を中心に、東京や大阪などの大消費地で主に開催します。お近くの量販店で、もし写真にあるりんごの日のポスターを見かけた方は、是非その店舗にお立ち寄りを。もちろん、長野県内のA・コープともタイアップしてフェアを開催しますので、県内の方は是非お近くのA・コープ店にお出かけください。
また県内の生産者や消費者、つまり県民すべての人たちに広く知ってもらう目的で、テレビ、ラジオを活用した宣伝活動も行っています。JAの果実専門委員会リンゴ部会の正副部会長に出演を願い、ABNでは、部会長夫妻顔出しのTVCMを放映していますし、SBCラジオでは、3名の副部会長に声で出演願ったラジオCMも放送しています。
また、長野県園芸作物生産振興協議会うまいくだもの推進部会との共催で、長野県内各地においてイベントも開催します。特に軽井沢プリンスショッピングプラザにおいては、県外より訪れる方に旬のりんごのテイストを味わっていただくことを目的に、11月19日と20日の両日に試食宣伝販売を行います。もちろん長野県内の方も是非お立ち寄りください。
これら以外にもいろいろな取り組みが予定されています。目印は長野県りんごの日のポスター、ノボリ旗となりますので、これを見かけた方は是非そこに立ち寄られんことを。長野県のおいしいりんごたちが、きっとあなたを出迎えてくれるでしょう。