新信州暦　白鳥に会いにきませんか？

２０１２年の「長野県のおいしい食べ方」の発行・更新は本日が最終日です。今年も毎週ご愛読くださいまして、ありがとうございます。来年は１月９日（水）からの配信になります。

今週号の記事「写真で見る２０１２年の長野県のおいしい食べ方」では、当ブログで毎週更新してきた巻頭写真（このページの冒頭の↑写真です）を一年分まとめてご覧いただけます。四季折々に移り変わる長野県の風景を見ていくと、その時々の思い出がよみがえります。四季の変化に富んだ信州に暮らしているのに、その変化の豊かさに改めて驚かされたり、なにかを気づかされたりするからです。来年も本州の屋根である信州から日本全国にお住いのみなさまへ、長野県の大地の「今」を生き生きとお伝えしていきます！ ご期待ください。

１２月２４日（月）から、日本海側を中心にクリスマス寒波がやってきています。記録的低温や強風を伴う大雪が２６日現在も続いている地域もあります。長野県でも、新潟県境の北安曇郡小谷（おたり）村では２４日の午後１時までの２４時間で７２ｃｍの降雪を記録しました。

２５日の朝は、長野県内は良い天気のところが多く、放射冷却が起こり気温が下がりました。県北部の上高井郡野沢温泉村や、県東部の佐久市では氷点下１１度と、今季最低気温を記録。野沢温泉村では澄み渡った空のもとで７０ｃｍほど積もった雪を屋根から下ろす作業が行われていました。

県中部安曇野市では朝８時の気温がマイナス６度となり、車道がツルツルに凍結していました。こんなときの運転は、いくらスタッドレスタイヤを履いているといっても一瞬も気を抜けません。タイヤが氷に取られる感覚を意識しながら、慎重に慎重に運転します。
しかし、これほど滑りそうな状態だと十分に気をつけて運転するため、あまり事故は起こりません。本当に危ないのはもう少し気温が高い時です。「これくらいなら滑らないだろう」と思って通常の感覚で運転すると。。。(>_<)

２２、２３、２４日と先週末は三連休でしたね。２２日（土）は編集部のある長野市では朝から雪ではなく雨が降っていました。スキー・スノボを楽しみにしていた人には悲しい現実。スキー好きの某編集部員もショックを受けながら白馬へと向かいました。さすがに白馬村では雪が降っていましたが、朝９時の気温はマイナス２度とスキーを楽しむには温かい一日。編集部員も重い雪で足腰が鍛えられたと言っていました。
２３日（日）は比較的いい天気となり、雪も締まってスキー・スノボも気持ち良く楽しめた様子。午後から雪が舞い始めたため、２４日（月・祝）はパウダースノーを楽しんだ人も多かったようです。

今年も信州に白鳥がやってきています。２０１２年は１０月１０日に飛来が確認され、１２月２５日現在１５０羽（安曇野市発表）が安曇野で冬を過ごしています。初めて安曇野に白鳥がやってきてから２９シーズン目。昨年の今頃よりも数は少ないですが、澄んだ青空のもとで羽を休める白鳥に会いに行ってみてはいかがでしょう。安曇野市豊科の犀川白鳥湖と同明科の御宝田遊水池を中心に集まっていますよ。
・安曇野市ＨＰ「白鳥だより」

大町市と北安曇郡をエリアとするＪＡ大北が、同ＪＡ初となるオリジナル純米酒「結の里」を完成させました。
今月下旬からＪＡ店舗などで販売が開始されます。大北地域産の酒米ひとごこちを１００％試用した純米酒で、辛口ですっきりした口あたりが好評。ＪＡ大北ときわ生活店舗や中部営農センター、会染直売所、おたり生活店などで販売されます。

お正月に向けて、餅つきをやったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。県内各地でも、子供会や地域の行事で餅つき大会が行われています。自宅に臼や杵がないという家や、あってももう餅つきをしないという家が増えています。しかし今の子供や若者にとっては伝統行事は逆に新鮮なもの。若者の有志で餅つきをするというグループもいます。同じく、年越し蕎麦を手づくりで、という蕎麦打ち体験も人気だそうです。

「師走」という言葉に表されるように、何かと忙しい年越し。普段とは異なる作業が多く、伝統文化に触れる機会も増えます。この時期だけの空気を感じながら、２０１２年を振り返り、来年の目標を立てる時間。すっきりと気持ち良く新年を迎えたいものです。

それではみなさん、良いお年をお迎えください！ そして、来年もよろしくお願いいたします。

[巻頭のカバー写真]日本を代表するスキーリゾート、白馬八方尾根スキー場。標高1830mの最上部からは、雲海を見下ろすことができました。

＊コラムはしばらくの間お休みさせていただきます。