アンズの収穫ははや終盤、短い旬が終わろうとしています。わが家は農家ではありませんが、裏庭に1本、アンズの木があるので6月下旬に採りました。 植えてから40年以上たつのでしょうか。ほとんど手はかけていません。近年は大きくなりすぎて困るので、冬に剪定するようにしていますが、しょせんは素人作業です。いたずらに樹勢を損なっているだけなのかもしれません。そういえば、一昨年は豊作でしたが、昨年はあまり実は生らなかったような...。
手をかけていませんから、虫食い跡があるなど見栄えは良くありません。自家用ですから気にしません。30分ほどの作業でビニールのレジ袋、3つ分がいっぱいになりました。まだ木の上にはたくさんありましたが、採ったところで処理しきれないので、届く範囲は棒でたたき落とし、木の肥料に。残りは鳥の餌にすることにしました。 採るのは簡単ですが、ここからが大変です。生で食べることもできますが、加工用なのでしょう、酸味がきつくて大変です。半量の砂糖と混ぜてジャム、というかシロップにしました。洗って種を取り、電子レンジで10分少々。何度かに分けて5リットル入りの保存瓶がいっぱいになりました。これでも1袋分のアンズです。砂糖も尽きたので作業終了。残りの2袋は家人のつてで引き取ってもらいました。 毎日ヨーグルトにかけていただいています。香りを含め甘酸っぱさが何とも言えません。夏場の元気にーー天の恵みです。 2週間後。あっさり表面に白くカビが生えました。ネットによれば、食用にするのは避けたほうが無難なんだとか。冷蔵庫に保存できたのはわずか。大半が廃棄の運命になりそうです。来年は小分けにして密封できるようにしましょう。そのためには容器を用意しなければいけません。恵みをいただくにも手がかかります。(昭和人Ⅱ)
こちらは 2018.07.10 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
昭和人Ⅱ
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