だんだん寒さが和らぎ、春の気配を感じる季節になりました。春といえば、そう、お花見の季節です。

長野県も4月になると各所で桜が咲き始め、雪の残る山々と桜のコントラストが美しい景色が見られます。直売所には、山菜など春ならではの食材が並びはじめます。
ぜひ、多くの方に長野で雄大な景色と美しい桜、おいしい春の食材を堪能していただきたい。
ということで、今回は長野県に住む「おいしい食べ方」スタッフたちが、有名どころからマイナーな場所まで、お花見スポットと周辺の直売所を紹介します。直売所でおいしいものを買って、お花見にお出かけください!
※今年の開花予想は、お天気サイトで事前にチェックしてください。
桜以外のお花見スポットはこちらで紹介中!あわせてご覧ください。
花もだんごも楽しみたい。桜だけじゃない、長野のお花見スポットと直売所(いろんな花編)
目次
- 天下第一の桜。高遠城址公園(4月上旬〜中旬)
- 真田家ゆかりの上田城「千本桜まつり」(4月5日~13日)
- 山を覆う見事な桜。弘法山古墳(3月下旬~4月上旬)
- 安曇野に春を告げる「登り龍」(4月中旬~下旬)
- 雄大な北アルプスと桜。大出公園(4月下旬~5月上旬)
- 水面の桜が美しい臥竜公園(4月上旬〜中旬)
- 諏訪湖一周楽しむ諏訪地域の桜(4月上旬〜中旬)
- 大迫力の恐竜と桜。茶臼山恐竜公園(4月中旬〜下旬)

天下第一の桜。高遠城址公園(4月上旬〜中旬)

長野県でもっとも規模が大きい高遠城址公園の桜。桜が見頃になると大変混雑しますが、一見の価値ありです。園内に入れば桜の天井がずっと続き、どこを向いても桜を楽しめます。少し離れて市街地から眺めても見事な桜です。
(おいしい食べ方スタッフ「モンブラン」おすすめ)


高遠城址公園に行くなら「ファーマーズあじ~な」

高遠城址公園へ向かう最寄りのICに近い、大きな直売所です。地元の野菜・果物だけでなく手作りパンやスイーツも販売しています。こちらで軽食を買って、お花見に出かけましょう。
お花見時期のおすすめ農畜産物 ・アスパラガス(春アスパラは甘くて柔らかい) ・今ずり米(すりたてのお米)


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真田家ゆかりの上田城「千本桜まつり」(4月5日~13日)

戦国武将、真田幸村の父である昌幸が築城した上田城。徳川の大軍を二度も打ち破った合戦の場は、今は約1,000本の桜が咲き誇る桜の名所です。お堀を囲むように咲く桜が幻想的。千本桜の期間中には、ご当地グルメや特産品を楽しめるブースもあり、お祭りらしい賑わいを楽しめます。
(おいしい食べ方スタッフ「ちゅん」おすすめ)


上田城跡公園に行くなら「JA信州うえだ うえだ食彩館ゆとりの里」

最寄りの上田菅平ICそばにある直売所です。400名以上の登録農家が野菜、果物、きのこなど新鮮な農産物を出荷しています。信州の「おやき」やお土産品も豊富に並んでいます。
お花見時期のおすすめ農畜産物 ・いちご ・アスパラガス


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山を覆う見事な桜。弘法山古墳(3月下旬~4月上旬)

弘法山古墳は3〜4世紀頃築造された東日本最古級の前方後方墳です。春には古墳を囲むように約4000本もの桜が淡いピンク色の花を一斉に咲かせます。麓から見ると古墳が桜で覆われ、ピンク色の山のようになります。墳頂からは松本市街と北アルプスを桜とともに一望でき、息を呑むような美しさです。
(おいしい食べ方スタッフ「やすのり」おすすめ)


弘法山古墳に行くなら「ファーマーズガーデンうちだ」

弘法山古墳に近い直売所。北アルプスの山々や松本平を一望する景色も自慢です。毎日、新鮮な野菜、果物、卵、牛乳などの生鮮品をはじめ、お米や手作り漬物などを販売しています。
お花見時期のおすすめ農畜産物 ・長芋 ・ワイン(松本・塩尻市はワイナリーが多いことで知られています)


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安曇野に春を告げる「登り龍」(4月中旬~4月下旬)

安曇野市の光城山(ひかるじょうやま)。麓から山頂に向かって徐々に開花する様子は、龍が天に昇っていくように見え、通称「登り龍」といわれています。登山口から桜を見上げながらゆっくり登って1時間ほどで山頂に到着。登山に親しみのある方や、足に自信がある方は、ぜひ一度は訪れてみてください。
(おいしい食べ方スタッフ「さかな」おすすめ)


光城山に行くなら「安曇野スイス村 ハイジの里」

光城山に近いICからすぐ。地元の人も訪れる大きな直売所です。お弁当などのお惣菜コーナーがあり、お土産も豊富です。イートインコーナーでは全国的に珍しい「トマトソフトクリーム」や軽食などいかかでしょうか。
お花見時期のおすすめ農畜産物 ・わさび(葉わさび、花わさびもあります) ・リンゴジュース(安曇野はりんごの名産地)


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雄大な北アルプスと桜。大出公園(4月下旬~5月上旬)

雪が残る北アルプスの白馬三山をバックに、姫川の清流に架かる大出の吊橋と茅葺屋根の民家。田舎の素朴な風景が凝縮された「日本の原風景」ともいわれています。お祭りやライトアップなどの賑やかなイベントはありませんが、素朴ながらも雄大な景色をゆっくり楽しめる桜スポットです。
(おいしい食べ方スタッフ「やすのり」おすすめ)


大出公園に行くなら「ハピア Aコープ白馬店(ハピア内直売所)」

白馬駅からほど近いAコープ白馬店内に、直売所コーナーがあります。地元の農畜産物やお酒、お土産なども充実しています。
お花見時期のおすすめ農畜産物 ・小谷漬 ・地元の地酒


少し距離はあるけれど、こちらもおすすめ 「JA大北農産物直売所ええっこの里」

白馬村のお隣、大町市の直売所。大北エリアの農畜産物やこの地域ならではの加工品が並んでいます。凍り餅や小谷漬など、本サイトで取り上げたことのある食品を試してみたい方は、ぜひお立ち寄りください。
お花見時期のおすすめ農畜産物 ・小谷漬 ・凍り餅 ・米粉麺(米粉パスタ、米粉ラーメン、米粉うどん)


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水面の桜が美しい臥竜公園(4月上旬〜中旬)

1周800mの臥龍池を囲むように植えられた桜。昼には北信五岳や北アルプスの山々が見えて、夜にはライトアップで水面に映る桜を見ることができ、昼も夜も楽しめるお花見スポットです。園内にある臥竜山に10分ほどかけて登ると、山頂から桜並木を楽しむことができます。
(おいしい食べ方スタッフ「さかな」おすすめ)


臥竜公園に行くなら車の方は「アグリながぬま」

臥竜公園近くには直売所はないので、途中でお立ち寄りいただくのがおすすめです。品数は多く、野菜・果物だけでなく地元の「おやき」や手作りパンなど、お惣菜やお土産もあります。
お花見時期のおすすめ農畜産物 ・いちご ・アスパラガス ・山菜 ・りんごジュース(品種ごとのジュースがあります)


電車の方は「旬彩工房Vivid」

新幹線を降りてすぐ、長野駅前にある直売所です。店舗はこぢんまりとしていますが、採れたての旬の農産物が並んでいます。JAながののオリジナル加工品もおすすめです。
お花見時期のおすすめ農畜産物 ・アスパラガス ・山菜


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諏訪湖一周楽しむ諏訪地域の桜(4月上旬〜中旬)

周囲16kmの諏訪湖周辺にはお花見スポットがたくさんあります。湖沿いの温泉や美術館を楽しみながら、一周桜をめぐる旅はいかがでしょう。「高島城」や川沿い4kmに桜が連なる「横河川」(よこかわがわ)は写真家に人気のスポットで、映画やCMのロケ地に選ばれたことがあります。マイナーですが、湖西側の岡谷市「舩魂神社」の樹齢110年のしだれ桜は、素朴ながら見事な桜です。
(おいしい食べ方スタッフ「さかな」おすすめ)


諏訪湖エリアに行くなら「JA信州諏訪 夢マーケット文出」

諏訪湖から程近い場所にある直売所です。コンパクトな店舗ですが、地元住民にも愛される店舗。四季折々の農畜産物が並びます。
お花見時期のおすすめ農畜産物 ・味噌(信州諏訪地域は味噌文化も有名です) ・野菜や花(新鮮な野菜切り花も豊富です)


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大迫力の恐竜と桜。茶臼山恐竜公園(4月中旬〜下旬)

大きな恐竜の模型が並ぶ地元でも有名な公園。ジュラ紀、白亜紀といった4つの時代の恐竜25体が実物大で展示されています。一番大きな恐竜は25mもあるのだとか。恐竜はすべり台などの遊具になっていて、隣には動物園もあるので、小さなお子さんと来ても楽しいお花見スポットです。
(おいしい食べ方スタッフ「おとうふ」おすすめ)


茶臼山恐竜公園に行くなら「A・コープファーマーズ篠ノ井店」

地元の人々でにぎわうスーパー「A・コープ」の中にある生産者直売コーナーには、新鮮な地元野菜や果物が並びます。長野の名産品や地元で愛される品も並び、お土産を買うにもおすすめです。
お花見時期のおすすめ農畜産物(生産者直売コーナー) ・菜の花(定番の野沢菜の花から珍しいものにも出会えるかも) ・旬の野菜や果物(アスパラガス、ハウスものきゅうり、いちごなど) ・山菜(ふきのとうなど)


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長野の春を楽しんで!
これからの時期、長野の農畜産物には旬の野菜や果物が並び始めます。直売所の中も色鮮やかになり、長野に暮らす「長野県のおいしい食べ方」スタッフたちにとっても楽しい季節となります。
今回はスタッフたちおすすめのお花見スポットや直売所情報を紹介しましたが、みなさんの春の楽しみの参考になれば幸いです。
もしみなさんのおすすめのお花見スポット、直売所があったらぜひ教えてくださいね。
桜以外のお花見スポットはこちらで紹介中!よろしければ合わせてご覧ください。
花もだんごも楽しみたい。桜だけじゃない、長野のお花見スポットと直売所(いろんな花編)