信濃の善光寺が平和の光に包まれる全9日間

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善光寺が今、ライトアップされています。ご覧いただくのは、先週土曜日の2月7日、点灯式がおこなわれた夜に撮影しました。この照明は、今週の日曜日、15日まで開かれている「第6回長野灯明まつり」のために灯されています。普段であれば約1400年の歴史を持つ格式と迫力をおのずと感じる善光寺の伽藍(がらん)ですが、冬の研ぎ澄まされた凍てつく空気の中、五色の色彩に照らし出されると、夢のなかにいるように幻想的で、心が癒される思いがします。

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「長野灯明まつり」は、日本ジャンプ陣が活躍したあの長野オリンピック(1998年)が開かれたことを記念して、2004年からはじまったお祭りです。日本へ感動をお伝えしたのと同様に、長野からオリンピックの想いである「平和を願う精神」を後世へ伝えてゆくため、毎年厳冬のこの時に、全世界に向けて「平和の灯り」を力強く発信しています。

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最大の見どころである「善光寺・五色のライトアップ」は、五輪の色にちなんだ五色の光で照らされています。本堂正面を赤色、東側を紫色、西側を青色、上部を白、そして鐘楼を黄色とライトアップされ、まさに闇夜に社殿が絶妙なバランスで浮かび上がっています。

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経蔵周辺は緑色に映し出されています。山門(三門)は、10分ごとに五色に変化させる特別プログラムで彩られています。聖火を象徴したといわれる仁王門は、力強くオレンジ色の光に包まれています。

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さらにまた、今年、善光寺は、来たる4月5日から、7年に一度の御開帳を行います。正式には、善光寺前立本尊御開帳(ぜんこうじまえだちほんぞんごかいちょう)といわれ、御本尊と、まったく同じ姿の「前立本尊」を本堂にて、全国の人にお参りいただく行事です。前回2003年に開かれたときは、約600万人の善男善女が善光寺へ足を運んでくださいました。

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この時期、冬の信州独特の澄み切った空気と光が、一段と鮮やかに感じる善光寺は、言葉だけではない強い「平和への想い」を、見るものすべてに与えてくれます。善光寺をじかに見れる方にも、そうでない方にも、長野から発信されるこの幻想的な平和の光がみなさんの心の目に届きますように。

関連サイト:

第6回「長野灯明まつり」
〜15日(PM6:00〜PM9:00)

信州善光寺公式ウェブサイト

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