菜の花とヒマワリの共通点はどこにあるか?

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県内でも有数の稲作地帯、長野県中部の安曇野市。中央自動車道の豊科インターチェンジをおりて少し進めば、眼前に広がる田園風景を楽しむことができます。この安曇野市でヒマワリを育てているのが、《JAあづみ生き活き塾 菜の花プロジェクト安曇野》のみなさん。

「どうして菜の花プロジェクトなのにヒマワリなんですか?」と、もっともな疑問をお持ちになる方もいらっしゃるでしょうが、その名の示すとおり、もともとこのプロジェクトでは、4年前から菜の花を栽培して、それでナタネ油を作って直売所で販売していたのです。

それが昨年のこと、たまたまヒマワリの種が手に入ったのをきっかけに「楽しそうだから、これもまいてみよう」とメンバーで盛りあがり、菜の花に続く取り組みとして、ヒマワリを育てはじめることになったのです。

ナタネ油とヒマワリ油
菜の花プロジェクト安曇野のメンバーは65人。今年は、昨年の14アールから50アールに規模を倍以上に拡大し、この5月にタネをまきました。菜の花、ヒマワリに共通するのは、食用油を採取するというところ。ナタネ油は天ぷら用に、ヒマワリ油はドレッシング用にと用途を分け、直売所で販売もされる予定です。写真は6月中旬に行われた草取りの様子。強い日射しが照りつけるなか、メンバーのみなさんは黙々と草取りを続けていました。

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代表の小林あや子さんは「プロジェクトのもともとのきっかけは、安全・安心な油を使いたいということ。自分たちの目が届く地元でいちから作れば、間違いなく安全・安心なものができます。メンバーのみなさんも、同じ思いで積極的に活動に参加してくれています」と話してくれました。

ヒマワリは7月下旬には花を咲かせ、8月下旬には搾油の作業が行われる予定です。次回はこのヒマワリたちが大輪の花を咲かせる頃、一面のひまわり畑から再びレポートいたします。

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