山岳リゾート信州が誇る上高地 歩いて!食べて!楽しもう!

上高地

「暑い」が口癖の毎日ですが、一時の清涼を感じていただきたく、「長野県のおいしい食べ方」がまだお伝えしていなかった、とっておきの場所「上高地」をご案内しましょう!

「風景の財産」はいま最高のシーズン!

上高地

中部山岳国立公園の一部、標高1,500メートルの上高地は、日本の貴重な「風景の財産」(国の文化財)として、特別名勝・特別天然記念物に指定され、年間約150万人が訪れます(上高地の観光シーズンは、4月下旬の開山祭から11月中旬の閉山祭までのおよそ200日。つまり1日あたり約7,500人! が訪れる換算)。
観光やトレッキング、さらには涸沢や穂高、槍ヶ岳といった3,000メートル級の北アルプスの登山口にもなりますから、さまざまな人が思いおもいの楽しみを抱いてここに訪れます。

環境保護のためマイカー規制が敷かれており、駐車場からは上高地行きのバスへ乗車します。
今回の散策は、バスが最初に停車する「大正池」からスタート。日頃の運動不足解消とばかりに、ちょっと欲張って4時間半の散策予定です。

自然の神秘が生むさまざまな景観

上高地

大正4(1915)年、焼岳の噴火によって梓川がせき止められてできたのが「大正池」。藍とも深緑ともとれる水の色は、周りの景色を湖面に反映させ、驚くほどの静けさで、まるで時が止まったかのよう。

さらに目指すは上高地のシンボルともいえる「河童橋」。途中、鳥のさえずりも賑やかに、なんていうすがすがしさでしょう。遊歩道も歩きやすい!
田代池からは、穂高連峰のゴツゴツとした険しい岩肌を眺めながら歩きます。

上高地

ここで寄り道したいのは、森林に埋もれそうにどっしりと構える赤い屋根が目印の建物、「上高地帝国ホテル」。荘厳な風格が漂っています。

上高地

再びコースに戻り、田代橋、穂高橋を渡れば、ウォルター・ウェストンのレリーフが。上高地の歴史に欠かせないこの英国人宣教師は、それまで「信仰・修行としての山登り」だった日本の登山を、レジャーとして広く知らしめ上高地を有名にしたことでも知られています。

上高地

大正池からおよそ1時間、多くの人で溢れかえる河童橋に到着です。

上高地

橋から眺める梓川は、川底の小石までくっきり見える澄んだ色。対照的に、そのずっと奥には、穂高連峰のギザギザと鋭い岩が自然の脅威を見せつけているかのよう。下界とは別世界のすがすがしさです!

上高地

上高地の絶景を眺めながらのひと休みは、橋の目の前の「五千尺ホテル」にある「5HORN(ファイブフォルン)」で。信州産「ふじ」がたっぷりと詰まったアップルパイは、シャキシャキとした歯応えを残しつつほど良い酸味で、これぞ至福のひと時。

上高地

アップルパイに元気をもらい、目指すは「明神池(みょうじんいけ)」。
ここから約1時間半の道のりは、賑やかだった鳥の声もいつしか遠退き、人の数もすっかり減ります。一抹の不安を抱えながら、持参の熊避けの鈴をお守りに、木々の生い茂る合間をひたすら進みます。途中、すれ違う人からの「こんにちは~」の挨拶で、俄然元気も沸いてきます。

上高地

鳥居まで来ればその先は、穂高神社奥宮にある明神池。そびえ立つ明神岳をご神体としたこの一体は神域で、古くから神の降り立つ地=神降地(かみこうち)とも呼ばれるのだとか。
明神池もまた、神秘的な静けさを漂わせていました。

上高地

季節の見どころや気象情報もチェック!

梓川の清流と北アルプスの山々の景色は、四季折々、また、一日のなかでも刻一刻と景色を変化させ、何度来ても心癒され、楽しめることでしょう。
また、川沿いや林間コースなど、行きと帰りで別の道を選べる面白さもあります。
さらに、ガイドツアーや上高地ビジターセンターの利用で、上高地を奥深く知ることができるでしょう。

20180711kami13.jpg上高地へのアクセスは、県中部の松本市、松本電鉄上高地線「新島々(しんしましま)」駅からアルピコ交通上高地行き路線バスで約1時間。マイカーでお越しの際は、沢渡(さわんど)駐車場からシャトルバスで約30分、もしくは定額制タクシーをご利用ください(岐阜県側からは「平湯」駐車場をご利用ください)。

上高地インフォメーションセンター
TEL 0263-95-2433

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すし☆すぶた

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