日本全国で話題になった大雪現象。
関東甲信地方を中心に、
まさに歴史的な大雪に見舞われました。
被害を受けられた皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。
今回は、急きょ大雪特集を組み、
各地の様子をお伝えします。
県内各地で観測史上最高を記録
ここ長野県でも、積雪により、東信地域では20キロをおよそ400台の車が立ち往生し、県内の学校も200校以上が休校となりました。長野地方気象台によると、積雪が多かったと言われる15日の県内積雪量は、軽井沢町が99センチ、飯田市が81センチとなり観測史上最高を記録。長野市でも62センチ、松本市でも75センチの積雪と、近年にない大雪状況となりました。
2月15日の県北部、一日中雪が降り続いた
今回の大雪は低気圧のコースが長野県東部、山梨、群馬らを巻き込んだ関東全域にかかってしまい、雪が発生しやすかったことや、低気圧の動きが遅く、雪の降る時間が長引いてしまったことなどが原因とされています。
臨機応変な対策・配慮が必要です。
特に受験生の皆さんは大変だったのではないでしょうか。
交通機関等のストップにより試験時間に遅れてしまった、間に合わなかった、といった事態に陥ってしまった方も少なからずいたかと思います。そんな学生達のために、文部科学省は各大学側へ、再受験等、何らかの対策を講じてほしいと通達をしたそうです。受験生の皆さんには、ぜひ頑張ってもらいたいものですね。
除雪作業にも県民性が表れたのでは
現在の長野県内は、国道や大通りであれば、除雪機により比較的スムーズに運転できる状態ですが、脇道や側道を通れば、今でも通行止めになっている道がまだまだあります。
歩道と車道の間に積まれた雪の片付け作業に追われる除雪ドーザー
住宅街では、地域の皆さんが協力して雪かきをしている光景を目にしました。自宅の敷地のみならず、高齢者が住んでいる住宅や、共同で使用するゴミステーションの周りなどを皆で雪かきする光景などもあり、日本人の持つ「協同の心」に改めて触れることができました。
子供はこんなときこそ楽しまなくちゃ
しかしながら今回は、予想以上の積雪により、雪かきをすればするほど「雪を捨てるとこが見当たらない!」という苦悩が生まれました。編集委員である私の地区では、地域の皆さんと協力して近くの公園の隅に雪を集めました。
そんな大人の苦労は露知らず、「公園に雪山ができた♪」と近隣の子供たちが集まり雪で遊んでいました。キッズパワー恐るべし、ですね。
被害を受けられた皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。
そんな中、JA長野県グループは大雪災害対策本部を設置。
生産者の営農再開に向けて、倒壊した農業用ハウスの修復や除雪作業など、積極的に対応しております。また、御代田町および軽井沢町に、およそ1000食分のおにぎりとお茶も提供しました。
JA長野県グループは一日も早い農家の営農再開に向け、より一層の対策支援を実施して参ります。
JA長野県グループによる富士見町での除雪作業