信州素材のフランス料理を愛・地球博で

諏訪湖のザリガニと安曇野のニジマス
ほうれん草のミルフィーユに信州味噌
を使ったオランデーズ風温製ソース
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年の9月25日まで開催される日本国際博覧会「愛知万博 愛・地球博」で、長野県は「千年の舞台 土壌?15センチの奇跡?」をテーマに、中部千年共生村にブースを出展します。実に、四方を山で囲まれた農業生産県である長野県らしいテーマではありませんか! 内容は「豊かな森林は、豊かな土壌から生まれ、そしてまた土壌を育む共生関係にあり、森や清冽な水等を生みだす自然の源であり、命の舞台」なんだということをみなさんと共有するための展示や地元小学生が集めたどんぐりのプレゼントです。また優れた知恵や技の伝統・先端技術・食文化をテーマに「見て」「触って」「作って」「味わって」と、楽しく体験する各県が持ち回りのワークショップコーナーでは、「信州まるかじり!...信州の逸品を飲んで食べて」と題して、食材はもちろん、塩などの調味料まで、とことん信州産にこだわったフランス料理と長野県原産地呼称認定のお酒をマリアージュしたレストランを開店します。そこで今回は、愛・地球博で信州が自信を持ってお届けするヴェリー・スペシャルなフランス料理とお酒をご紹介いたしましょう。

indexarrow1.gif 「愛・地球博:愛知万博」公式サイト

土地とお酒の関係

「愛・地球博」で、なぜフランス料理やお酒なの?って、思われる方も、きっといらっしゃることでしょう。実はテーマにもある「土壌」と「お酒」は深い関係があるのです。で、フランス料理と言ったら、当然ワインですよね。ワインづくりに必要な酵母は、「土の力」が大きく影響するといわれています。有機質を多く含む土で育ったブドウの皮には、自然に酵母が付着し、その酵母をそのまま利用して良質なワインがつくれるのです。つまり、力のない土に育ったブドウには、人工的に酵母を添加してあげないとワインが出来ないということなんですね。信州育ちのブドウたちは、実は海外のソムリエも注目する良質なワインになるんです。

長野県はワインに限らず、同様の良質な生産物に対して長野県原産地呼称管理委員会が品質を保証する認定を行なっています。今回会場では、地元の高野豊ソムリエがセレクトした長野県原産地呼称管理制度認定のワイン・日本酒が味わえます。是非、信州が自信を持って推薦する良質なお酒をご堪能ください。

なぜフランス料理?

いろいろな郷土料理のある信州で、なんでフランス料理なのか? と思われる方もいらっしゃるでしょう。「ワインにはフランス料理が付き物ですから」ということもありますが、つきつめていくと山国信州らしい食材を生かすのにもってこいの料理がフランス料理だったってことなんです。いかにもフランス料理らしいフランス料理といえば、それは「ジビエ料理」。ジビエとは「狩猟により捕獲され食用となる野生鳥獣肉」のことです。マウンテン・カントリーの信州では、有害鳥獣として毎年多くの野生鳥獣が捕獲されますが、それらの肉は猟師さんや猟師さんと関係がある人以外はなかなか手に入りません。ですから、日本ではまだ食材としての認識は薄いのですが、フランスではジビエ料理でシェフの腕が評価されるほどで、これが最高の食材とされているのです。もともと信州では地域によって、昔はお祝いの時にウサギ食するなど、ジビエの食文化はあったようです。そうしたジビエの食文化と、それを最高の食材として手掛けるフランス料理の融合によって、長野県原産地呼称認定のワインもより引き立つと言うことでしょうか。同じ惑星の地球に育まれた様々な命を、あらためて感謝しながら食し、命をつなぐと言う意味からも、愛・地球博でジビエを一度食してみてください。

どんな料理が堪能できるの?

今回、愛・地球博で料理の腕を振るうのは、蓼科高原にあるフランス料理店「エスポワール」の藤木徳彦シェフ。そして、長野県ご自慢のワイン等のお酒を皆さんにご紹介してくださるのは、前述の通り、長野県原産地呼称管理委員会のメンバーでもある高野豊シニアソムリエです。

藤木シェフが使う食材は、地元で捕れた鹿や山鳥と言ったジビエのほか、農家やJA等の団体が協力したウサギやザリガニ、各種農産物や調味料まで、とことん信州産にこだわったものです。また、自慢のお酒は、数ある長野県原産地呼称認定の中から、高野ソムリエが料理との調和を考慮してセレクトした逸品が供されます。具体的な料理は、諏訪地方事務所・諏訪地域の観光情報のジビエ・プロジェクト・ページをご覧ください。藤木シェフの最高の料理と高野シニアソムリエの巧みな話術で満足度100パーセント間違いありません。

indexarrow1.gif 「諏訪地方事務所・諏訪地域の観光情報」サイト


長野県ブース出展の時期と場所

これだけこだわった贅を尽くした料理とお酒だから、値段もそれなりにするのだろうと思って、半ばあきらめかけているあなた! 大きな声では言えませんが、じつはすべてムリョウ(無料)なんです! 一切お食事でお金はいただきません。そのかわりといってはなにですが、事前の予約が必要です。 中部千年共生村のブースで、長野県が「信州まるかじり!...信州の逸品を飲んで食べて」と題してワークショップを担当するのは都合3期間です。6月10日(金)?14日(火)、6月24日(金)?28日(火)、9月2日(金)?6日(火)で各日とも3回開催開店。1回目は午前11時から、2回目は午後1時から、3回目は午後3時からの開店になります。1回に入店いただけるお客様は20名です。予約は実施日の1ケ月前から中部千年共生村ウエブサイト上で受付けます。お早めにお申込みください。「愛・地球博」における中部千年共生村のブースは、長久手会場のほぼ中心にあるセンターゾーンの南側、日本ゾーンにあります。信州が自信を持ってお届けするフランス料理とお酒を、この機会に是非ご堪能ください。

indexarrow1.gif 「中部千年共生村ワークショップの予約受付」サイト

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