おいしい手作り料理大集合!わくわく♪ みゆき野バイキング

わくわくみゆき野バイキング

台風19号から1カ月。復旧までにはまだまだ多くの時間がかかることになりそうですが、それでも時は刻々と流れ、周りの木々は温かそうな色合いに変化しています。
大地からたくさんの実りがもたらされるこの時期、県北部の飯山市では「わくわくみゆき野バイキング」が、今年も開催されました。

わくわくみゆき野バイキング

「わくわくみゆき野バイキング」は、食と農の大切さを発信し、地産地消や郷土食を継承することを目的として、毎年JAながのみゆき地区の女性部が開催しています。
女性部員手作りの料理には、地元の旬の野菜や山菜、伝統野菜などが使われており、「常盤の宝ごはん」と名付けられた炊き込みのおむすび(宝って何のこと!?)、「岡山の春一番」は、岡山地区のメンバーが春先に山菜を採って保存しておいたものだそう(一瞬にして春の爽やかなイメージがよみがえってくるよう)。さらに、地元の伝統野菜「坂井芋」(里芋)を使った坂井芋の煮っころがし、ぼたんこしょう味噌、常盤ごぼうのキムチ漬け、りんごのみゆきポークロール、いろいろきのこのメンマ風、炒菜on玉、わらびの酢の物、旬野菜の簡単チョレギサラダ、ヤーコンのすいとん、おひたし豆、やしょうま、ヨーグルトムース、秋映を漬けて飲みま酢など、この地域ならではの全15品が一堂に並びました。

わくわくみゆき野バイキング

「岡山の春一番」

わくわくみゆき野バイキング

「常盤の宝ごはん」

わくわくみゆき野バイキング

「ぼたんこしょう味噌」

わくわくみゆき野バイキング

「坂井芋の煮っころがし」

みゆき地区では春先から集って企画を検討し、さらに各地区ごとに特産の食材でメニューを考え、何度も試作、検討を重ねてきたそうです。食材は同じでも作る料理は毎年変えているそうで、みゆき地区女性部約180名の参加者は、各地区自慢の一品を持参のマイ皿に入れてもらうと、その料理のレシピと照らし合わせながらゆっくりと味わったり、おいしさを近くの人と共感したり。「日常の献立の参考になるので、毎回楽しみにしているんです」「簡単なレシピが多いので、作ってみたいものを見つけました」など、みなさん楽しんでいる様子でした。

わくわくみゆき野バイキング

わくわくみゆき野バイキング

ちなみに、「常盤の宝ご飯」は、常盤地区で昔から作られているゴボウのほか、長芋やブナシメジなど、すべて常盤産の食材で握られたおむすび。食材の野菜などは作っている人が持ち寄ったり、地区のメンバーで一緒に育ててきたもので、まさに、作っている人がわかる安心感、そして採れたて新鮮のおいしさです。
地域の人たちと自慢の料理で交流ができたら、また、発見が生まれて楽しいことでしょうね。

わくわくみゆき野バイキング

今回は台風19号災害の支援の場としても開催されました。千曲川沿いの「菜の花畑」で有名なみゆき地区でも、浸水被害により畑の農作物がダメになってしまった方もいたそうです。そんな人たちのために、と時間を追うごとに野菜がたくさん集まり、被害を受けた人や、また今回来られなかった部員にも届けられたそうです。さらに会場ではフリーマーケットも開催され、一部は支援金に充てる取り組みもされていました。

わくわくみゆき野バイキング

一人ひとりの力は小さくても、私たちができる助け合いの方法って、いろいろあるんですね。(すし☆すぶた)

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すし☆すぶた

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