ジンギスカンの町に122(ひつじ)牧場がOPEN!

122(ひつじ)牧場

2017年5月13日、長野市信州新町日原東の国道19号近くで、122(ひつじ)牧場の開牧式が行われました。およそ1.6ヘクタールの敷地内に、食肉用サフォーク種の羊15頭を目標に放牧します。敷地は特別養護老人ホーム久米路荘の南側の市有地を活用しています。
信州新町は、国道19号沿いにジンギスカンを提供する店が多く並び「ジンギスカン街道」ともいわれていますが、山奥で飼育されていたため、普段は町内で羊を目にすることはありませんでした。しかし、ジンギスカンの町というからには国道から見える場所に牧場を作ろうと、長野市や信州新町めん羊生産組合、信州新町観光協会が協力して122牧場が実現しました。

122(ひつじ)牧場

122牧場(今後の予定地を含む)

122(ひつじ)牧場

この町のジンギスカンは絶品です

今後は、奥の敷地およそ2.2ヘクタールにも40頭放牧して牧場を広げていく予定だそうです。
※この牧場は観光用ではなく、あくまで羊農家の所有する羊を放牧している牧場ですので、関係者以外の立ち入りはできません。

201700524koki04.jpg信州新町では昭和5(1930)年ころからめん羊の飼育が始まりました。当時飼育していたコリデール種とメリノー種の羊は、毛と肉の両方が利用でき、しかも価格が良かったのと、信州新町の乾燥気候が飼育に適していました。蚕渣(蚕の糞や脱皮殻に桑の葉などが混じったもの)と豆殻などが飼料となったので、羊を飼う農家が増え続け、昭和20年代の後半には4,000頭もの羊がいました。しかし、昭和40年、50年代にはほとんどいなくなってしまいました。なんとか羊のいるジンギスカンの町に戻そうと昭和57(1982)年、肉めん羊種のサフォークが導入されました。一時は5軒にまで減少した羊農家も、現在は9軒にまで回復しています。(ピーチ)

※写真の羊は、開牧式の会場にいた2頭です。

この記事を書いた人

ピーチちゃん

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