そのカフェは、小諸市郊外の田園地帯にあります。名前は「農カフェ わのん」。和の暮らしや人の輪、循環の輪の「わ」、のんびりの「のん」から店主さんが名付けました。
農のある暮らしとおいしいごはんがつながる場所
店主さんが、この地に移住したのは震災のあった2011年。米づくりを中心に、この地で農業に取り組みました。そして、自然食を提供するカフェを昨年(2016年)4月にオープンしました。「『わのん』の『のん』は、神仏をさす『ののさん』という意味もあります」と店主さんは言います。自然を相手に農業に向き合う店主さんならではの発想です。
築150年の古民家を改修したカフェには、靴を脱いであがります。仕切りをなくし、広い空間になった畳敷の部屋は、おばあちゃんの家を訪ねたような、どこか懐かしい空間になっています。テーブル席や、おもちゃで遊べる空間もあって、小さな子どもから大人まで、いろいろな人が利用できるよう工夫されています。夏のこの時期も、開けた窓から風がとおり、古民家ならではの快適な店内です。店主さんの農園で採れた野菜や自然派調味料も販売されています。
野菜たっぷり♪ランチプレート
カフェのメニューは、ナチュラルフードコーディネーターの資格を持つ店主さんならでは。酵素玄米ベジランチプレートは、消化が良くもっちりとした酵素玄米ごはんに、野菜がメインのおかずがたっぷり。メインに鶏肉などを使ったノンべジ(非菜食)のプレートもあります。そのほか酵素玄米の野菜カレーや、豆腐入りハンバーグの乗ったカレーハンバーグドリアがあります。
プレートのメインのおかずはどれくらいの頻度で替えるのかを尋ねると、「その時に採れる野菜によってなので」と店主さんは笑います。Webサイトでチェックすると良いでしょう。
自然の恵みを味わうカフェメニュー
スイーツも、日替わりケーキや季節のローケーキ(砂糖、卵、乳製品を使わず、焼かずに製造したケーキ)、マクロビパフェや豆乳アイスクリームがあります。甘さを控え、素材の味を生かしたスイーツです。
ドリンクメニューには、珈琲のほか、穀物珈琲やオーガニックティー、ハーブティー、りんごジュース、オーガニックレモンソーダ、オーガニックビールなどがあります。
ココロとカラダを癒す料理教室も開催!
わのんでは、お肉・乳製品・白砂糖を使わない「ナチュラルべジキッチン料理教室」の申し込みも随時受け付けています。
これからやりたいことを尋ねると「加工品をやりたいですね」と店主さんは言います。自家製小麦を使った麺などが、わのんのメニューに加わる日が来るかもしれません。
- 長野県小諸市八満140
- TEL 0267-31-6090
- 営業日 木・金・土曜日
- 営業時間 10:00〜17:00(ランチは11:00〜)
- 定休日 日・月・火・水曜日
- 店主さんのブログ「いつも大地のまんなかで」
■公共交通機関でのアクセス
しなの鉄道平原駅から徒歩20分。