1998年に長野オリンピック、パラリンピックという冬季の世界大会が開催された長野で、来月、2005年スペシャルオリンピックス（SO）冬季世界大会が開催されます。SO冬季世界大会は４年に一度開催される、知的発達障害のある人たちのスポーツ大会。1977年に第１回大会がアメリカのコロラド州で開かれてから、2005年長野大会は第８回目になり、アジアでの開催は初めてです。
昨年にはプレ大会としてスペシャルオリンピックス冬季ナショナルゲーム長野が開催（写真）され、私たちのスタッフも取材に行きました。取材スタッフは「競技も素晴らしいが、アスリート、コーチ、スタッフ、ボランティアが全員同じ目線で運営していて、オリンピックにはない多くの人たちとの心の交流に感動した」と言ってました。そして今回は世界大会です。きっとプレ大会以上の感動が待っていることでしょう。
スペシャルオリンピックスとは？
スペシャルオリンピックスは1963年、故ケネディ大統領の妹ユニス・ケネディ・シュライバー夫人が自宅の庭を知的発達障害のある人たちに開放して開いたデイキャンプがはじまりです。夫人には、「知的発達障害があっても、スポーツを心から楽しむチャンスが与えられるべきだ」との信念がありました。 SOの活動は、ジョセフ・P・ケネディ財団の支援のもと1968年に組織化され、「スペシャルオリンピックス（略してSO）」となりました。SOは、知的発達障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じて提供している国際的なスポーツ組織です。
2005年SO冬季世界大会はいつあるの？
2005年SO冬季世界大会は2005年2月26日から3月5日までの8日間、約80カ国の国と地域のアスリートがアルペンスキーやスノーシューイング、フロアホッケーなど7競技79種目で技を競い、多くの人たちとの交流を楽しみます。開会式は2005年2月26日、閉会式は3月5日に、ともに長野市オリンピック記念アリーナ（エムウェーブ）で開催され、競技会は長野市、山ノ内町、白馬村、牟礼村、野沢温泉村で行われます。
2005年SO冬季世界大会のチケットはどこで購入できるの？
2005年SO冬季世界大会は、特にチケットを購入しなくて結構です。つまり、無料です。なお、開会式および閉会式は入場券（無料）のが必要ですが、既に申し込み受付は終了しました。その他詳細は下記ＨＰでご確認ください。
知的発達障害のあるアスリートが個々の目標と可能性に向かってベストを尽くす競技の舞台を多くの市民の積極的な参加により創りあげ、勇気、喜び、感動を分かち合い、『皆で集い、共に楽しむ』大会を目指すことを理念の一つとしているSOの大会は、たくさんの人に集ってもらうことが大切です。ぜひ、2005年SO冬季世界大会にいらしてください。
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