田畑さんの農家さん日記
[田畑さんの農家さん日記]

とうもろこし終盤〜40連勤のメンタル〜


今年の夏は暑くないとか、調子こいたことを申し上げておりましたが…、梅雨が明けたら暑かった。本当に、本当に……暑かった。

tabata01-20260819
ここ1か月の間に、とうもろこしの出荷がピークを超え、現在は終盤を迎えております。

ああ、こうなるとさみしいんだよなぁ……。あんなに「もうええって!」と思っていたのに、終わりが見えてくると急にさみしくなる。人間って勝手ですね。

tabata02-20260819
寺畑農園のとうもろこしは、ネット・直売所・農園での直接販売のみ。市場出荷はしていません。

そして、収穫から1日経ったものは、すべて廃棄しています。これ、こだわりです。とうもろこしは鮮度が命。

収穫した瞬間が一番甘く、そこから時間とともに糖度はどんどん落ちていきます。だから、できるだけ早くお客さまのもとへ届けたい。

「朝採ったものを、できるだけ早く食べてもらいたい」。そんな一心で、今の出荷形態にしています。まぁ、その結果どうなったかというと……。

40連勤です。農家、休みません。

tabata03-20260819

サニーショコラ、生育不良。

そんなこんなで、この1か月。ほんまにいろんなことがありました。

まずは黄色のとうもろこし、サニーショコラの生育不良。まぁ〜〜〜見事に、いいものが少ない。圧倒的に少ない。

tabata04-20260819
「なんでや?」となりまして、近隣農家さん、遠方の農家さん、種苗会社さん、とにかくいろんな人に聞いて回りました。

そして、どうやら今年の種に原因がありそうだという話に。「もうやめる!」と怒っている農家さんまでいました。

なるほど。今年の失敗、来年の改善点が、山ほど見えてきた。すると私、俄然やる気。頭の中ではもう来年の対策がグルグル回っています。

農業って、ほんまに思いどおりにいかない。毎年毎年、初体験。だからこそ、おもしろい。

……まじで農家、楽しい。最高やん。

義祖父、肝臓がん見つかる。

かかりつけ医が体重減少を気にして、「1回、検査してもらって!」と総合病院を紹介してくれました。そこでお腹付近に大きなしこりが見つかり、精密検査へ。

結果が出るまでの間、「金箔入りの酒をたくさん飲んだでなぁ。金塊か?」などと言っていた義祖父。

そして、結果。がんが見つかりました。

翌日「おじいさん、大丈夫?」と聞いたら、「こんなに気づかんもんなんだなぁ〜!ハハハ!」

……。多分、大丈夫だと思う。多分。

なんだかわからないけど、まじで大丈夫だと思う。

tabata05-20260819_02

義祖母、心不全の診断。

次は義祖母。あまりにも足がむくむので病院へ行ったところ「心不全です」とのこと。「いつ心臓が止まるかわからないので、気をつけて見ていてください」と言われました。

それを聞いた義祖母。「畑で死ねるなら本望だわ」

……。こちらも多分、大丈夫だと思う。

なんの根拠もないけど。多分、大丈夫。

tabata06-20260819
とはいえ、現実はなかなか大丈夫ではありません。義母はいつも誰かを病院へ連れて行っていて、基本的に不在。そんな状況を目の当たりにしていると、「独立」が一気に現実味を帯びてきました。

震えております。でも、これはきっと、なるべくしてなる独立なんだろうな。改めて、そう感じています。

そしてInstagram、バズる。

なななななんと……このたび、フォロワーさんが1万人を超えました!ありがとうございます!!!!!

tabata07-20260819

まさか自分のフォロワーが1万人に届く日が来るとは。そして何より、「21歳キャバ嬢」で、こんなにバズるとは思わなかった(くわしくはInstagramまで)。人生、何が起こるかわからん。トレンドを押さえたリールって大事なんだなぁ……。

これからまた忙しくなりそうで、こちらも震えが止まりません。もう、ずっと震えてる。

tabata08-20260819
とうもろこしも、もう終盤。片付けも同時進行で進めながら、来年に向けて緑肥を作ったり、作付けを考えたり。そんな楽しい時間も束の間。

芋掘り。稲刈り。芋掘り。そして、市田柿。40連勤で削られたメンタルを回復する暇もなく、次の季節がやってきます。

夏なのに。暑いのに。私の体感温度はもう真冬です。震えすぎて。

それでも、とうもろこしが終わるのはちょっとさみしい。たくさんの方に食べていただいて、たくさんの「おいしかった!」をいただいて。今年も無事、ここまで走ってこられました。本当にありがとうございました。

さて、次は芋掘り、稲刈り、市田柿。まだまだ寺畑農園は止まりません。次回も見応えのあるブログになると思いますので、ぜひ楽しみにお待ちください!

寺畑農園

寺畑農園の最新情報やオンラインショップは、こちらからご覧いただけます。
この記事を書いた人

田畑優奈さん

大阪から1684年から代々続く南信州・飯田市の農家に嫁ぎ、バリバリのアパレル女子からゴリゴリの農業女子へと華麗に転身した田畑優奈さん。義祖父母、義母(ギーヴォ)、田畑さん夫婦、そして3姉妹の子どもたちの家族4代で農業に取り組み、栽培はもちろんSNSやネットショップをフル活用した販売の二刀流で「稼げる農業」のために奮闘中です。
記事一覧へ
1787114080000

関連記事

今年の夏、暑ないやん?

今年の夏、暑ないやん?

農作業の始まり。私って何屋さんでしたっけ?

農作業の始まり。私って何屋さんでしたっけ?

長男の嫁から経営者へ——独立への道

長男の嫁から経営者へ——独立への道

元アパレル女、とうもろこしを作る。

元アパレル女、とうもろこしを作る。

新着記事