梅雨に入り、不安定な空模様が続くと、
自然相手の農家にとっては心配な日々が続くのですが、
この時期、本当に恐ろしいアレが降ってしまいました・・・。
雹。ひょうです。
6月3日午後、山形村〜松本周辺の一部地域で
局地的に大雨・暴風・雹が降り、
農作物に甚大な被害が出ました。
収穫間近のネギが。。。
『夕立は馬の背を分ける』という言葉のとおり、
何か所かある我が家の畑の中で甚大な被害のあったのが1か所、
家庭菜園やハウスのある畑に若干被害がありましたが、
他の畑は不幸中の幸い、被害は出ずに済みました。
今月後半から収穫予定だった青ネギは、雹・暴風で葉がボロボロ、
自家用のりんごは雹で傷つき、
定植2年目、初なりの実を楽しみにしていたあんずは
なんと幹ごと折れてしまいました。
りんご(左)とあんず
泣くのはまだ早いっ!!!
ここまでだけでももう充分、トホホ。。。なんですが、
このトホホを忘れてしまうくらいのトホホがこちら。
冠水してしまった長芋畑
長芋畑です。
土に穴が開いてるの、わかりますでしょうか。
一見、何か所か空洞になってるいるようですが、
この畝、ぜーーーーーーーんぶ、中が空洞になってしまいました。
長芋の種芋(左)と畑にできた空洞
種芋を植えて支柱をたてたのが前日の2日。
土がかなり乾いてふかふかに柔らかくなっていたところに大雨、
雨だけならこんなことにはならなかったのですが、
この畑の脇を流れる小さな用水路に、
流れてきたごみがつまり水が溢れ出し、
あっというまに長芋畑が冠水してしまいました。
さて、どうしたものか。
こうなってしまっては長芋はまともに育たないので、
種芋を回収し、今年はこの畑で作付けはしない、
ということも考えたのですが、
泥に埋まってしまった種芋も何割かあって、
そこから芽が出てしまうので、
どっちにしても冬に掘り取り作業をしないといけない。。。
んーーー。
結果、手でひとつずつ種芋を掘り返し、
空洞を埋めて植えなおしました。
せっかく春先から土を柔らかくし、堆肥をまき、
消毒を行ったんですから、
やってみるしかない!
さて、どんな形の長芋になることやら。。。
やるだけはやりました!
11月、ちょっと形が悪くても美味い!
長芋が収穫できれば大喜び!
とんでもない形でロクに成長せず、掘り取りに大苦戦!だったら
そのときに泣こうと思います。
泣くのはまだ早いっ!!!
災い転じて福となす。
経験を教訓に。
いたずら絶好調♪
2月のハウス倒壊、大雪による作業の遅れ、そして今回の被害。
上半期はなかなかいい話題が書けず、申し訳ありません。
トホホな気持ちで終われないこの農事録。
最後はいつものこの笑顔!
畑でいたずら絶好調です!笑