まだまだ知らない自然の恐怖・・・。
先月は千葉へ帰省し、学生〜OL時代の友人や親戚と過ごしたり、
3歳のおちびの行きたい場所へたくさんでかけてまいりました。
なにせこの時期以外は休みのない農家のため、
春〜秋の間、
『○○へ行きたい!』
とおちびにせがまれるたびに、
『冬ね!冬っ!!!』
と言い聞かせていたため、おちびにとってはほんとに待望の農閑期。
行きたかったところにめいっぱい行って"大満足"、できたかな♪
『まさかウーロンハイ!?』と疑うほどのテンション(笑)
そして山形村へ戻るやいなや、1月29日〜30日の雨氷被害!
全国ニュースでも多く取り上げられたので、ご存じの方も多いと思います。
松本市や山形村で、湿った雪や雨氷による倒木が相次ぎ、
その倒木が道路を塞ぎ、300人以上の方が一時孤立状態になりました。
他にも、電線に雨氷と同じ原理で付着した氷が落下し、
車が破損したりとたくさんの被害が出ました。
この『雨氷』。
今回の被害で私は初めて知った自然現象なのですが、
特殊な気象条件で氷点下でも凍らなかった雨粒が、
樹木などに付着して凍る現象なのだそうです。
自然の多いところへ来て、
数年前の大雪によるハウスの倒壊や、今回の雨氷被害・・・
都会では感じることのない自然の力の凄まじさを実感する日々ですが、
自然の力の怖さと同じだけ、有難さもまた実感、なんですよね、
農業をやっていると特に。
長野県内のスキー場ではやっとまとまった雪が降って、
本格営業できているようです。
まだスキーのできないおちびは、家でそり遊び♪
さて、今月後半からは長芋の春掘りを始める予定ですが、
本格的な春掘りシーズンを前に、
山形村の「農村生活マイスター」の方々が
銀座NAGANOにて長芋料理を振る舞ってきました!
「農村生活マイスター」とは、
農業経営や生活向上に意欲的な女性農業者を長野県知事が認定して、
農村女性リーダーとして農業の振興や課題解決に取り組む組織です。
長芋は特産地以外ではあまり頻繁に料理に用いることはないでしょうし、
料理といっても、すってとろろにすることが多いせいか、
長芋レシピのレパートリー、少ないのよね〜・・・という方も多いかと。
山形村の農村生活マイスターでは、長芋を使った料理を日々研究し、
レシピを本にまとめたり、県内外でこういったイベントを通じ、
長芋の楽しみ方を皆さまにお伝えしています。
今月から青ネギ・白ネギの播種〜育苗作業がスタートし、
来月には長芋の春掘りも本格的に始まります。
異常気象や自然災害なく、無事に春がきますように・・・。