先日、長野県の南部にある伊那市のJA上伊那へ打ち合わせに行ったところ、少し時間があったので時間調整することにしたのですが、ふらっと立ち寄ったカフェが素晴らしすぎて、思わずブログ掲載を頼み込んでしまいました。
そのカフェの名は「本と自家焙煎珈琲の店 砂時計」。
伊那市の市街地にあり、桜で有名な高遠城址公園から約15分。おしゃれな図書館のような佇まいと、部屋に満ちるコーヒーの香り。まさに隠れ家のような素敵なカフェでした。
階段を上がると、そこは大人の隠れ家
入口はこちら
「階段を上がると、そこは大人の隠れ家」。私の第一印象がそれでした。
目にした瞬間ときめく、この空間
1階は雑貨屋さんで、2階に上がると、落ち着いた青い天井の屋根裏のような雰囲気。本棚にはワクワクするような本がたくさん並んでいます。
カウンター席とテーブル席があり、ひとりでも友人や家族と訪れても良さそう。
カウンター席は、まるで海外の大学の図書館みたい
店内に並ぶ本について店長の橋爪(はしづめ)さんにたずねると「義母が本好きで、集めた本が店内に並んでいます。私はアウトドアやカフェ関連の本、妻がインテリアや雑貨の本を選ぶので、結果的に幅広いジャンルの本が集まっています」とのこと。
洋和問わずさまざまなジャンルの本が並びます
「洋書の表紙を見せて、インテリアにしている」とも。なるほど、飾られている大判の海外の本は、表紙を見ているだけでワクワクしてしまいます。
本に囲まれて、おいしいコーヒーを
訪れたのが開店直後の10時半。モーニングタイム(10時30分~11時)だったので、「朝のトーストセット」を注文。コーヒーは、おすすめの「砂時計ブレンド」をお願いしました。
お店で淹れていただくコーヒーは格別。一杯をゆっくり味わいながらいただきます。
そしてトースト! 地元・伊那市の企業「かんてんぱぱ」の寒天蜂蜜が添えられていました。
店長が「よろしければ、少し振って召し上がってください」と出してくださったのは、お塩。こんがり色づいたトーストに寒天蜂蜜と、すこーし塩を振ると、これが絶品! シンプルイズ・ベストの味わいに感動しきり。
ちなみに人気メニューはサンドイッチをオーブンで焼いた「焼きサンド」だそうで、リピーターも多いとか。
地元の憩いの場として
先代の店長が1976年に伊那市・入船でカフェをオープンし、2010年に現在の場所へ移転し、今年で15年目になります。ちなみに昨年12月、店舗を2階へ移したそうです。
1階では雑貨とともに自家焙煎したコーヒー豆の販売も行っています。
階段を上がると立派なマシンが目に入ります
お客さんが絶えることはないそうで(やっぱり!)、橋爪店長におすすめの訪問時間帯を聞いてみると「「土日はお客様が集中してご迷惑をおかけしてしまいますが、平日の開店直後やお昼過ぎ、ティータイムが終わる16時くらいが空いている時間となっています」と教えてくださいました。
予約も受け付けています。詳細は記事の最後に記載しています。
店内にはWi-Fi、カウンターに電源が設置されています
店長にお客さんへの想いをたずねました。
「コーヒー片手に、お好きな本を開いて読書するもよし、お仕事するもよし。自分だけの時間をゆっくりと過ごしていただきたいです」
本に囲まれるのが大好きな筆者にはたまらないこの空間。たどり着いたときは、とっておきの隠れ家を見つけてしまった気分になりました。
伊那にお立ち寄りの際は、こちらで少し心の休憩を取ってみてはいかがでしょうか。自分だけの自由な時間がきっと見つかりますよ。