日本の暮らしになじむ、かわいらしい鳥のように
すずめカフェは、埼玉県から信州に移住されたご夫婦が、自宅を改修して今年(2014年)の4月にオープンしたお店です。「すずめカフェ」という名前は、地名に由来するほか、ご主人が以前に勤務していた会社のマークが、鳥をあしらったデザインだったため、縁を感じて名付けたそうです。何より覚えやすくで、とても良い名前です。お店の看板や入り口のガラス戸、店内のそこかしこにすずめカフェのマークがあります。
カフェには、靴をぬいで入ります。お店のフロアになっているリビングの窓からは、まるで絵ハガキのように浅間山が見えます。ご主人は「景色もご馳走のひとつかな」と笑います。木目を活かした白木のフローリングと白い壁が、カフェの明るさと清潔感を演出しています。椅子はソファタイプで、ゆったりくつろげるように配慮がされています。お店の奥には個室があり、完全にプライベート空間で話したい女子会や小さいお子様連れのママ会に便利です(個室は予約をしてご利用ください)。
「行ってみたいと思っていただけるカフェを作りたいと考えました」とオーナーご夫婦は話します。幹線から奥まった場所にあり、隠れ家のようになっているため、お客様も地元の方が多いそうです。確かに、カフェの看板を頼りに角を曲がって狭い道を進むうち、舗装が途切れて不安になったとたん、カフェが現れるのです。「『隠れ家すぎ』とお客様に言われます」とご主人。取材に伺った時は満席で、地元のみなさんに支持されている様子が伝わってきました。