9月30日(土)にabn長野朝日放送の本社駐車場にて、テレビ番組「駅テレマルシェ」と県内農業系高校11校が挑むさまざまなチャレンジを、JA長野県が全力応援するプロジェクト「農業高校生の青春チャレンジ」がコラボしたイベント「青チャレマルシェ」を開催しました。
イベントには更級農業高校、南安曇農業高校、須坂創成高校の3校が参加し、青チャレでの取り組みの紹介や、各高校の授業で栽培・制作した農産物や加工品の販売を行いました。また番組内では、農業高校生のさまざまな取り組みを紹介しました。
南安曇農業高校は、トマトソース・カレーなどの加工品の販売と、ひまわり迷路のパネル展示。須坂創成高校は、野菜・米・花をはじめとした農産物の販売と、ドライアップルの試食アンケートを取る活動。更級農業高校は、りんご・ぶどうなどの農産物と、ジャムなどの加工品の販売をしていました。
どの高校の生徒も最初は緊張している様子でしたが、来場したお客さんと上手にコミュニケーションをとり、商品の説明などをしている姿が印象的でした。
マルシェでの販売商品
南安曇農業高校
南安曇農業高校では、遊休農地となっている畑を何とか活用するため、学校で学んでいる測量の技術を活用したヒマワリ迷路の制作と、そのヒマワリから収穫した種を使ったヒマワリ油の採取・活用に取り組んでいます。
今夏にヒマワリ迷路が完成し、その活動の様子をパネルにして展示していました。今後は、NPO法人の「くらしの助け合いネットワークあんしん」とタッグを組み、ヒマワリの種からヒマワリ油を作っていきます。
須坂創成高校
須坂創成高校は、昨年夏に⻑野県オリジナルの早⽣品種「シナノリップ」にあまり値がつかなかったことを憂慮し、加⼯品として新たな付加価値をつけることを⽬指し、長野県農村工業研究所の協力を得て、ドライアップルの制作に取り組んでいます。
今回は異なる切り方や加工をした5種類のドライアップルを来場者に試食してもらい、アンケートを取っていました。生徒たちは、今回のアンケート結果を今後に活かしていきたいと意気込んでいました。
このほかにも学校で栽培した農産物や花を販売していました。
更級農業高校
更級農業高校は、4年前から遊休農地を活用した綿花の栽培に取り組み、その綿花を使用した製品開発にも力を入れています。今回の青チャレマルシェでは綿花の展示と、そのほかの農産物や加工品の販売を行いました。
また、JAグリーン長野の女性部が行っている病院ボランティアと連携し「患者さんが元気になりますように」と思いを込めて作った七夕飾りを、地元のJA長野厚生連 南長野医療センター篠ノ井総合病院へ寄贈しました。
販売会にはたくさんのお客さんが来場しました
「駅テレマルシェ」を見てくれた方、高校生の活動を応援したいと駆けつけてくださった方など、多くの方がお越しくださいました。足を運んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。
今後もテレビ放送やSNSで農業高校生のさまざまな挑戦を紹介していきますので、そちらもお楽しみに!