人びとの心が砂漠化しています。自然が後退をはじめ、社会が高度に管理されてしまったために、多くの人たちが生きている実感を味わえなくなってきているのです。そうしたことをまず真っ先に感じるのは子供たち。都市化、核家族化が進んで、結果として子供たちの「いのち」や「食」や「農」への関心が希薄になってきています。
家族や地域共同体が危機的状態にあるといわれるなか、あらためて今と未来を生きる子供たちに「食」と「農」の両方の大切さを知ってもらおうとする、学校や地域での実践活動を紹介していく「JAスペシャル 大地は語る ?いのちを育む?シリーズⅤ第3回 食と農を結ぶ?食農教育の実践から?」という番組が、3月27日(日)午後2時?2時55分にNBS長野放送で放送されます。「触れる??作物に触れる・土に触れる・生産者に触れる・いのちに触れる」をテーマに、学校や地域での農業体験、地域食材を積極的に学校給食に取り入れている学校、子どもたちが牛の世話を自主的にしている話題などから、子供たちの中に芽生えた生命の源への意識や、食のありがたさ、幼少期のいのちの体験の意味を考えます。JA長野県提供。