お盆の時期に食べる郷土料理というのは、全国各地、みなさんのお住まいの地域にもあるはずです。今回は、諏訪地方など信州各地でこの時期に食べられている郷土料理「のたもち」「ぬたもち」をご紹介します。鮮やかな緑色は茹でた枝豆をつぶしたもの。枝豆の餡(あん)といえば宮城県の「ずんだもち」が有名ですが、信州にも同じような郷土料理が受け継がれているのです。
枝豆の季節だから食べたい
もちの部分は、うるち米ともち米を合わせたもの。その形は地方や家庭によってさまざまで、写真のようにお椀に盛りつけるほか、おにぎり型にするところもあります。また、枝豆の餡(あん)の味についても、各家庭の好みがあり、甘みが強かったり、甘みがなくて塩味が効いていたり、酒やみりんを入れたり入れなかったりとさまざまです。
ここではJA信州諏訪から提供いただいたレシピをご紹介します。今まさに枝豆のおいしい季節ですので、みなさんもお試しになってみてはいかがでしょうか?
のたもちレシピ
材料(6人分)
- うるち米・・・1.5カップ
- もち米・・・4.5カップ
- 枝豆(豆にして)・・・1.5kg
- 水・・・6カップ
- 塩・・・大さじ2分の1(A)
- 砂糖・・・1カップ(A)
- 水・・・2カップ(A)
つくり方
- ご飯を炊いたらすりこぎで軽くつぶしておく。
- 塩ゆでした枝豆の殻をむいて、すり鉢へ入れてよくすりつぶし餡を作る。
- (2)にAの材料を入れて、味を整えながら滑らかになるようによく伸ばす。
- (1)を茶碗に盛り、(3)でつくった餡をかけてできあがり。
※塩味を強くしたい場合は(A)の分量を、塩大さじ1.5、砂糖小さじ1、水1.5カップにしてみてください。
なお、枝豆をつぶすとき、時間がなければミキサーを使用しても便利ですが、すりこぎで手間をかけてつぶした方が、数段おいしく仕上がります!