すずらんパンにはすずらん牛乳の味がするよ

 

milkpan

ねえねえ、そのパン、白くてふわふわしていて、おいしそう〜。どこで買えるの? というわけで信州各地の農産物直売所でゲットできるおやつの第4弾は、ファーマーズあじ〜な(JA上伊那)で発見した「すずらんパン」をご紹介します。

 

 

すずらんパンは、中央アルプス山麓の信州駒ヶ根高原で、JA上伊那が製造する新鮮なすずらん牛乳を練りこんであるというスペシャルな「牛乳パン」なのです。さっそく駒ヶ根市ですずらん牛乳を製造直売する「すずらんハウス」を訪ねてみることに。

 

suzuran

すずらんブランドがずらり
駒ヶ根ICから車で5分のところ、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ行きのバス乗り場に隣りあわせて、農産物直売shopサンタちゃん、南信州ビール味わい工房などを併設する「駒ヶ根ファームス」があります。pan2すずらんハウスには、お目当てのパンやスコーンのほかに、すずらんソフトクリーム、飲むヨーグルト、すずらんコーヒー(絶品コーヒー牛乳)など、信州駒ヶ根高原を代表する特産品「すずらん牛乳」を使った乳製品がずらりと並べられていました。

 

お目当てのすずらん牛乳パンとスコーンを作っているのは、駒ヶ根市の女性たち4人。牛乳パンは毎日80個作っており、夏場の忙しいときは戦場のような忙しさだといいます。他にもいろいろなパンがありますが、やはり一番人気はすずらん牛乳パンだとか。すずらん牛乳パン、ひとつくださーい!

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パンもいいしスコーンも
見た目どおり生地はふわっとしていて軽く、直径15cmほどの大きめのパンなのですが、不思議なことにぺろりと食べられちゃうのです。中にサンドしてある牛乳クリームもほどよい甘さで・・・もうひとつぐらいは食べられそう・・・。

 

かたわらに置かれてるスコーンもおすすめの一品。こちらもすずらん牛乳だけで生地を練ってある、sconすずらんハウスならではのもの。いちご、レーズン、くるみと3種類の味が楽しめますよ。いちごはもちろん地元産で6月までの限定品。焼きたてはサクサクと、少し時間をおくとしっとりと味わい深く、また日持ちがするので約40日ほど楽しめます♪

もちろん、駒ヶ根市ではおよそ知らない人などいないすずらん牛乳をそのままビンからぐびぐびっと飲んでも、甘くてコクがあって濃厚。さっぱりとした味わいなのに豊かなミルクの香りが口の中に広がりますね。

歴史を刻むすずらん牛乳
「すずらん牛乳」の誕生は、昭和23(1948)年。戦後の食生活改善のため農家に乳牛が導入されたのがはじまりで、翌年には牛乳加工場が開設、その後、学校給食への供給も開始しました。当時から低温殺菌・原乳無調整にこだわったコクのある味わいで、半世紀以上も多くの人々に親しまれてきたブランド牛乳です。現在は無調整による80度の中温殺菌に切り替わりましたが、味の濃さや甘味はそのままに、生乳本来の風味を伝えています。

 

アルプスの山々を望みつつ口のまわりに白いひげを残して牛乳を飲みつつ豪快に牛乳パンをむさぼり食うのも、なかなかに信州の旅の醍醐味ではないかと、思わされました。

 すずらんハウス駒ヶ根ファームズ内JA上伊那直営 電話0265−81−7201

 ファーマーズあじ〜なJA上伊那生産物直売所 上伊那郡南箕輪村 神子柴8143−1 電話 0265−78−0701

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