今年は、桜前線が最速で日本列島を北上。
ここ信州も平年と比べ10日ほど早く開花しています。
ソメイヨシノやシダレザクラなど約1,000本の桜が咲き誇り、多くの人で賑わう「上田城千本桜まつり」開催中の上田市に、この春、桜をイメージした和スイーツが誕生しました。
ありそうでなかった新名物の和スイーツ
上田市の「柳町屋~うえだNaviコラボレーションショップ」は、JA信州うえだのブランドりんご「真田REDアップル」を使った和スイーツを開発。
2018年3月1日から販売を始め、観光客からの人気も高く、売り上げを伸ばしています。
その名も、「りんご最中(もなか)」。
「最中」は、もち米粉で作った薄い皮の間に餡をはさんだもの。お馴染みの和菓子です。
りんご最中は、菓子職人が毎日お店で手づくりし、春を表現したスイーツに仕上げました。
餡は、地元の老舗「名取製餡所」がつくる白生餡に、果汁100%の「真田REDアップルジュース」を贅沢に加えたオリジナル「りんご餡」。滑らかな口当たりと、さっぱりとした甘さが楽しめます。細かく刻んだりんごの果肉も入れて、シャキッとした食感を演出しました。
最中生地は、上田市の花「桜」をイメージした形で、淡いピンク色をしたオリジナル。薄い生地の中に餡がぎっしり詰まっています。
地元の夢がいっぱい詰まった最中です
りんご最中の開発を手がけた、柳町屋の池松勇樹店長にお話を伺いました。
ーー開発のきっかけは?
「上田には今まで、和スイーツで『春』をイメージできるものが少なかったので。桜で春を表現しました。上田のりんごは美味しいので、通年美味しく食べてほしいとお菓子にしました。」
ーー開発期間は?
「企画・構想に半年。試作を始めて3カ月で完成しました。」
ーー想像以上の反響ということですが、今後は?
「桜の形だけでなく、りんごの形をした最中を検討中です。昨年4月から販売している『アップルたまごタルト』に並ぶ通年商品として売り出したいですね。地元の人が県外に自慢できる、ご当地スイーツを目指しています。」
写真提供:JA信州うえだ
りんご最中は、常温保存が可能で、賞味期限は1カ月。お土産としてお持ち帰りしたり、遠方へ発送するお使いものにもうってつけです。電話での注文も受け付けています。
- 長野県上田市中央4-7-30
- TEL 026-75-8728
- 営業時間 10:00〜16:00
- 定休日 水曜
柳町屋では、このほかにも「真田REDアップル」とのコラボスイーツ、「アップルたまごタルト」「アップル焼きドーナツ」を販売しています。
「アップルたまごタルト」
真田REDアップルジュースを合わせた、優しい甘さのオリジナルアップルカスタードのタルト。上田市の「青山たまご」や長和町の「長門牧場の牛乳」など、地元のブランド食材を使用。
「アップル焼きドーナツ」
真田REDアップルジュースとりんごの果実をたっぷり入れて、油で揚げずにオーブンでしっとり焼き上げたヘルシーなドーナツ。
「真田REDアップル」は、大河ドラマ「真田丸」をきっかけに、信州上田の新たなご当地ブランドとして2016年秋に登場。信州上田地域で生産されたりんごの中から、JA信州うえだの独自管理システムと職人による熟練の選果技術によって厳選したものを「真田REDアップル」として認定しています。詳しくは、公式サイト「真田REDアップル」をご覧ください。