当マガジンの農事録「農業が好き!地域が好き!古田さんちの安曇野LIFE:13」(2018年3月28日掲載)で、「無農薬無施肥で野菜を作るワークショップ『なすのさんちのシェア農』」が紹介されていました。これを読んだ私は「これはやるしかない!」と早速申し込み、以来休まず受講しています。
先日4回目(補講1回含む)のワークショップに参加し、初回に植えた野菜がちょうど収穫時になったので、作業終了後に自分で収穫し、いただいてきました。
このワークショップは、主催者である那須野さんの畑で自然農を学びながら実際に野菜作りを体験し、育ったものはみんなで収穫して分け合う、というものです。だから「シェア農」。
那須野さんの取り組みは自然農と言っても、慣行農法を真っ向否定するようなストイックなものではなく、ニュートラルで私にはとてもなじみやすいものでした。それでも例えば雑草に対する見方などが劇的に変わりました。今までは「雑草は敵!」で戦うしかない相手でしたが、ここでは草もその畑で生まれた産物であって、雑草も含めその土地で育ったすべてのものを観察し、理解し、上手く循環させて健康な野菜を作っていこう、といった考え方です。
ワークショップはポケットにメモ帳を忍ばせ、鍬や鎌を使うかたわら那須野さんの言葉をすかさずメモする、といった具合で進められます。いっしょに参加している気のいい仲間たちとの交流も含め、楽しい1日となります。この日収穫した野菜は、レタス、ルッコラ、シュンギク、ミズナ、小松菜などでした。今育てている夏野菜の収穫も楽しみです。(つかはら)