初夏の贅沢「テラスで蕎麦」&オススメの蕎麦本

 

普通、テラスで蕎麦は食べませんよね。そもそもテラス席のあるそば屋はめったにありません。ここは蓼科高原にある「しもさか」というそば屋さんです。

当マガジンの先週号に載ったカフェ「陶仙房 須栗平」にどうしても行きたくなり、先週末に車を飛ばして訪ねました。その後、たしかこの近くに評判の蕎麦屋さんがあったハズ、と探してきたのがこの店です。 暑くもなく、寒くもない爽やかな日和に、鳥の声。そして、すぐ目の前を流れるせせらぎの音が心地よい絶好のシチュエーションですから、テラスで食べるそばの味はふた味ほども違うというものです。 ちょっと値が張るお店ではありますが、今日に限っては充分おつりがくるくらいでした。

ところで、このお店を訪れたのは山口美緒さんの『信州 蕎麦ごのみ』という本で知っていたからです。女性らしくとっても丁寧に書かれた蕎麦屋さんの案内書で、私の愛読書になっています。
蕎麦についての本のほとんどは男性によって書かれたもので、それだとどうしても蕎麦通自慢になってしまうのが不思議です。自慢が直接的なのか、カモフラージュされているかの違いはあるものの、そういった本は、読んだだけでお腹いっぱいになってしまうんですよね。
もう一冊、私のおすすめ蕎麦屋本は、杉浦日向子さんが中心になって作られた『ソバ屋で憩う』です。長野県の蕎麦屋さんも数軒あって、そこにも「しもさか」さんが書かれています。読んだらきっとあれこれ行きたくなりますよ。(つかはら)

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