安曇野のちいさなパン屋さん＆CAFE：松川村

信州安曇野の北部にある松川村に、ちいさなパン屋さんがあります。名前は「いぐパン」。イートインスペースがカフェになっているお店です。

「いぐパン」という名前は、店主さんご夫婦の井口という姓からつけたそうです。ご夫婦が、北アルプスのふもと、のどかな田園が広がる松川村でお店を始めたのが4年前。関西でパン職人をしていた頃、ご両親が移住したこの地をたびたび訪れるうちに、縁あって移住と独立を決断されたそうです。

気になる！毎週金曜発表の「今週のパンごはん」

パン屋さんだけあって、カフェの営業も朝8時から。カフェの代表メニューは「パンごはん」です。毎週金曜日に替わる週替わりのセットメニューで、Ｗｅｂサイトでも「今週のパンごはん」がチェックできます。

取材にお邪魔した時は、アボガドと卵のサンドイッチ、じゃがいものスープ、グリーンサラダのセットでした。食材は、安全・安心なものを使うよう心がけているそうです。パンの味がしっかりと楽しめるサンドイッチでした。ドリンクも一緒につけると割引があります。もちろん、好きなパンを選んでカフェで食べることもできます。パンは毎日、25種類くらい焼くそうで、どれもおいしそうです。

　

おいしいパンと風景に癒される
のんびりカフェ時間

カフェスペースは、窓に向かったカウンターと、コーナーのテーブル席。天井や壁の色は白を基調に、テーブルや椅子の木調を活かし、落ち着いて清潔感のある店内デザインです。窓からは、田園風景が見えて、のんびりと過ごすことができます。

　

店内には、となり町の工房「アトリエ宇-sora-」さんなどの作品も展示されていたり、お店の入り口には、たくさんのパンレットが置かれた情報スペースがあります。アトリエ宇さんが5月に開く「パンは好きデスカ？ −パンにまつわる道具たちー」では、いぐパンのパンも販売される予定です。

「お客様が帰る時、笑顔になっているお店になれたらと思っています」と話す奥様。取材中もたくさんのお客様が訪れ、笑顔でパンを抱えてお店を後にしていました。場所は、安曇野ちひろ美術館の近くです。