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A Cozy Cafe in the Mountain Country
信州のおいしい素材を使ったメニューと、居心地の良い空間を提供してくれるマウンテン・カントリー信州ならではのカフェを、シリーズで紹介しています。どこからであれ長野県を訪れた際は、足を運んでみてください。そこにはきっと、おいしい出会いがあります――
童話のなかのお菓子の家
蕎麦の里として有名な大町市美麻の中山高原に、そのカフェはポツリとありました。幹線から小さな看板を頼りに林道のような脇道に入り、坂を登りきると、まるで童話に出てくるお菓子の家のような外観の美麻珈琲が、目の前に現れます。
なぜこんなところに?
この季節、中山高原は菜の花が咲き、一面黄色の絨毯のような景色になります。この地に自家焙煎とスイーツのお店、美麻珈琲がオープンして、もうすぐ1年。兵庫県三田市で洋菓子店を経営するオーナーの娘さんが、小学生の頃、美麻に山村留学をしたことが縁で、お店ができました。はじめは別荘の予定でしたが、豊かな自然と良質な水を生かして、カフェにすることになったのです。当時、山村留学していた娘さんが中心になって、今もお店をきりもりしています。
コーヒーがおいしい理由
店内に入ると、自家焙煎の良い香りがたちこめています。良質な豆を「煎りたて」「挽きたて」「淹れたて」で味わうことができる美麻珈琲。珈琲豆の鮮度にこだわり、必要な量だけ焙煎します。焙煎機は半熱風式焙煎機を使い、香ばしさと豆の膨らみを引き出します。カッティングミルで豆を挽くため、摩擦による熱での酸化もありません。珈琲の種類は、焙煎の深さやブレンドによって「美麻(中煎4種)」「マイルド(中煎3種)」「イタリアン(深煎)」の3種類。
美味しい珈琲に必要なもうひとつの要素は、水。長野県大町市は、水がおいしいことで知られ、西は北アルプス上白沢の湧き水「男清水」と、東は居谷里湿原の湧き水「女清水」があります。美麻珈琲では、美麻や八坂の水を使い、まろやかな珈琲を淹れてくれます。
スイーツは全部特別
珈琲と一緒に楽しみたいのは、やっぱりスイーツ。美麻珈琲のスイーツは、オーナーの経営する兵庫県の洋菓子店「サント・アン」から届きます。種類は、サントアントリフ、チョコレートレアーケーキ、ティラミス、Wチーズケーキ。夏や冬には限定のデザートもあります。 また、お店の目の前の菜の花畑から絞った菜種油「エキストラバージンオイル」を入れ、手作りの信州産リンゴプレザーブを散らして焼き上げた菜の花シフォンケーキもおすすめです。
自然と調和して飲むコーヒー
美麻珈琲では、注文してから一杯一杯ていねいに珈琲を淹れてくれるのです。ゆっくりと流れる時間を楽しみ、菜の花畑や林の中を散策してみるのも良いでしょう。珈琲のおかわりは半額で、散策後も大丈夫。天気の良い日には、お店の外の林間にもテーブル席があります。
「恵まれた自然の中で、自然と調和しながらリラックスした気持ちで、小さいながらもこだわりの専門店として、ゆっくり育んでいきたい」のいうのが、オーナーの考えです。
美麻珈琲へのアクセス:
美麻珈琲
長野県大町市美麻14902−1
電話&FAX 0261−23−1102
営業時間 10:00〜日没
不定休(ウェブサイトでご確認を)
ウェブサイト 美麻珈琲ホームページ