冬至も間近、16時には暗くなり、吹き付ける風に手足がかじかむ季節になりました。
いまのところ山形村では
まだまとまった雪は降っていませんが、
この冬は全国的に寒さが厳しい予想だそうで、
信州5年目のワタクシ、
今から降雪に怯える毎日・・・。
タイヤを替えたり、野沢菜を漬けたり、
信州の冬らしい光景を
あちらこちらでみかけますが、
山形村の冬はやっぱり、
長いもの収穫風景ですよね〜♪
これが長いもの掘り方だ!
ながいもの収穫は深い土の中から1本1本、
掘り取らなければいけないので、
非常に気を使う作業なんです。
収穫の相棒はブログで何度も登場している「トレンチャー」。
春の植え付け時にこの機械を使って、
種芋を植え付ける部分の土を柔かくしたわけですが、
収穫時には、
その柔らかくした土をかきながら前進することで、
掘り取り作業をスムーズにしてくれるんです。
では、土に隠れている長いも、
どうやって傷つけずに掘り取るのでしょうか?
おっ、枯れたつるが土の中から出てますね!
ってことは、この下に長いもがスタンバッている
ということです!
つるの下に長いもがあることをイメージし、
鉄の棒を使って長いもの周り(であろう箇所)の土をほぐしていきます。
長いもが見えたら折らないよう、傷つけないように
スッと抜き取りましょう!
はい、収穫できました♪
って口で言うのは簡単!
実際にやってみましょうか!
ド新米農家Girl(?)の初堀り!
うん、つるが出てる出てる!
この下に長いもがあるから・・・
春に柔らかくした土をほぐし・・・
あっあれ?やわらかーく・・・
ないっ!!!
何これ?!けっこう硬いっ!!!
ってか!どっちに向かって伸びてる〜?
右っ?左っ?!
こ、こわいっ!
長いもが見えない!!
傷つけたらどーしよーーーーーおおおお!
ひーっ!!!
おおっ!長いもが見えてきた!
はっ!トレンチャーも迫ってきたっ!!!
急げーーーーー!
掘ったどーーーーーーーーーー!!!
はっ!顔出ちゃったっ!!!笑
以上、腰の引けたド新米農家Girl(?)の
初掘りの様子でした。
形の整ったまっすぐな長いもが垂直に育っていれば
ド新米でもなんとか掘れますが、
斜めに伸びていたり、形が悪かったりすると
傷つけずにスピーディーに掘るのはかなりの経験が必要。
中にはこんなのもあるんです。。。
成長途中におそらく土の塊にあたって、
それを避けて成長した結果、
こんな形になったと思われます。
収穫した長いもは、大きさや形でわけ、
贈答用に箱詰めをしたり、
農協や市場へ出荷をしています。
年末まで収穫・出荷販売は続き、
掘り取らなかった長いもは土の中で春を待ちます。
もうすぐ冬休み♪
今月末で無事、冬掘りが終われば
6月から続いた農繁期がやっと終了。
なかなかかまってやれなかった怪獣と
冬休みは思いっきり遊ぶぞ〜!
最近「バイバイ」と「バンザイ」をマスターし、
鼻高々のご様子。
「みかんっ!」
ワイルドさにも磨きがかかっております。
ビタミン補給して風邪なんかひくなよっ!