新型コロナウイルスの影響で、和牛を中心とした高級品が大きな打撃を受けています。主な供給先だった訪日外国人向けの需要が消失、飲食店の多くは休業を余儀なくされ、価格は大幅に下落しました。「餌代にもならない」と嘆く農家の声も聞こえてきています。 こんな機会だからこそ、長野県が誇るブランド和牛「信州プレミアム牛肉」を味わってみましょう。
和牛の品質は一般に脂肪の混じり具合(脂肪交雑=サシ)で判断されますが、信州プレミアム牛肉は、オレイン酸の含有率も認定基準に加えた高級牛肉です。オレイン酸は脂肪の風味や口溶けに影響するなど、おいしさを左右する大きな要因と考えられています。 長野県が衛生検査を行い、飼育管理の記帳を確認して認定している「信州あんしん農産物」認定農場から出荷される黒毛和種を選別して認定しています。
価格が下がったとはいえ、地元でもおいそれと口にできない貴重なお肉ですから、ふさわしい料理で味わいたいものです。長野市在住の料理研究家・横山タカ子さんに信州プレミアム牛肉のレシピを教えてもらいました。同時に、普段入手できる手軽な牛肉でも楽しめる料理の仕方もうかがいました。
ご存じのように日本人の食肉志向は大きく豚肉派と牛肉派に分かれています。肉といえば牛肉が挙がるのは関西が中心で、それ以外の地域は豚肉が優勢です。長野県も豚肉派で、牛肉はどちらかといえばハレの日の食卓に上がる食材です。豚肉派の方は、日常の料理に牛肉を取り入れるきっかけにもしてみてください。
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こちらは 2020.07.21 の記事です。農畜産物や店舗・施設の状況は変わることもございますので、あらかじめご了承ください。
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